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記憶の襞
王様が見ていた記憶の襞を 噛んで来るラナを止められずに ヒーローは意気消沈する 紫の雲が布団を照らしていた 王様は記憶の襞を 根掘り葉掘り調査するように命じた ラナが噛んで来る原因が 記憶の襞に有るはずだ ヒーローは根掘り葉掘り調査して 調査隊の多くを俳優部隊から任じた やがて調査隊を噛んで来るようになったラナを ヒーローが直視すると ラナの顔に遺灰が有ることに気付いた ラナは自分の遺灰に気付かないまま 噛んで来るのだった 王様は自分から記憶の襞を 取り上げるようになるのは ラナのみであると思って 危惧した
記憶の襞 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 530.7
お気に入り数: 2
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-01-17
コメント日時 2024-02-01
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
何時も乍ら、中々に面白みの中に難解性がかくされていらっしゃる。読み応えがございます。 「王様」=「皇帝」 「ラナ」=「近代ネパールの宰相一家」(調べました)の事と致しまして読解をさせて頂きました。 本邦近代史と天皇制等を彷彿としつつも。 「皇帝」ではなく「宰相」の「顔」に「遺灰」がある事。 或は、近代史的政治主権者と致しましての「明治、大正、昭和‐天皇」の写し絵、写像としての「ラナ王朝」等、等。 幾つかの読み筋を感受致しました。 非常に、滑稽味の中にもスリリングな現代諷刺、政治批評性が隠されていらっしゃる様に、勝手にも受け取りました次第でございます。 盛大な誤読かも知れませんが。
1鷹枕可さんコメントを有難う御座います。ああ、私はインド神話のラナを考えていましたが、ネパールの宰相一家、ありましたね、不可解な殺害事件。クーデーターとも言われていますが。そうですね、私もそんなに確定的な読みと言うのか、解釈は想定して居ませんでした。政治批評性ですか。あったのだと思います。ただ、はっきりと政治を、ああ、王が出て来るからですね、確かに政治批評性と言うのか政治に対する思いはありましたね、この詩の詩作の最中に。
0ラナなんて名前は見たことがありません。 中近東かしら。
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