安っぽい言葉を並べたい。
あーやんなっちゃうわね
あそこの家の息子さん、引きこもりらしいわよ
え?そうなの?いい子だったのにねぇ
いじめかなんかあったのかしら
さぁ知らない
なにかあったのは確かよね
ファミリーマート
ありがとうございました
またおこしください
おでんが出始める
冬
だから
次の講義ブッチしようよ
えー、あの先生なんか厳しそう
じゃあ二人で映画行ってくるわ
なんでそうなるの!私も行くから
笑いかた
そんなに睨まないで
ふっ
知らないふりをするバイト仲間
バイトに遅れてしまって
謝る
辞めたい
でさぁ、店長が
やめてほしくないんだよね、お前のこと好きだから
とか言うの。きもくない?
きもい、やばいねそれ、鳥肌もんじゃん
まじでそれなぁ
あ、おつかれさまです
(おつかれさまです)
曜日を数えて気分がいい
すこしして
やりきれなかったことをやろうとして
腹をこわした
なにかを残すとしたら
べつにそうじゃなくていい
ひとりでいい
強がり
そうだ
朝が、来てほしいな
バターみたいな
作品データ
コメント数 : 5
P V 数 : 779.8
お気に入り数: 2
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-12-07
コメント日時 2023-12-11
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:779.8
2024/11/21 23時38分03秒現在
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「バターみたいな」という着地がいいなと思いました。
0おお
0日常を濃縮し、うんざりするほど繰り返される言葉をあげることで表現するという手法には感心しました。また、この中から抜け出せない、と。最小限の場面だけが与えられた世界を想像し、息苦しさも感じる。ささいな感動として朝の訪れが与えられている。その何気ない出来事に飢えた人間はどれほどすがりつくことだろう。 安部公房「砂の女」が連想されました。この小説では外界の自由が奪われても、内面の自由は生命力を発揮できるのだという主張を私は受け取りましたが、この詩はそれを否定している気がします。行間のあいだを飛び回ることしかできないとどんな自由も失われる、と。 私のゆがんだ捉え方かもしれません。全く違ったらすみません?
1「外界の自由は~」からのお話はわたしには難しかったですが、いろいろと考えて下さったようでうれしい限りです。息苦しさみたいなものは、ずっとあって、それがなんとはなしに思い出されて、嫌な気分になることがあります。そういうのを一応この詩にこめたつもりです。コメントありがとうございました。
0文字が人の声となり役者が発するセリフとして響いてくるような寸劇を見ているようでした。
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