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いつかの海辺
切れたということは 時を失うことで 空白になることではない そんなものを花とするなら ゴム手袋に棒でも刺しておけばいい そんなものを優しさと言うのならば 精神病のブランドでも付けて酒でも飲んだらいい その言葉は切り裂いた 細い糸をものすごい力で ありがたい言葉が 誰に優しく作用したのか 遠い海のもとで いつかの波の音を聴く それは今日の雨の音に似ていた
いつかの海辺 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 943.9
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-10-05
コメント日時 2023-10-20
項目 | 全期間(2024/11/24現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
> そんなものを花とするなら ゴム手袋に棒でも刺しておけばいい よく考えついたなと思いました……! 上手いコメントが出来なくて申し訳ないのですけど、この作品好きです。
0ライトコメントですみません、今週は以下の2つについて考えようと思います。 ① 失うことと空白の違い ② 人生のつらみと反出生主義 私には直観で理解できないけれど明らかに意味があって書かれている。その意味がどこから生まれたのかは分からないが、自分の中でリバース・エンジニアリングできないかどうかを。。 スライムを殴って砕くことはできない。できるとしたら、まず凍らせる必要がある。スライムを切ることはできない。細い糸はちぎれるし、断裂もするかもしれないが、考えてみれば決して裂けるようには思わない。細い糸が持つ太さを切り裂いているのだ。それは影だ。細い糸の遥か上から光を当てると地面には太い影ができる。われわれはそんな影を切り裂いている。影が本体だ、光が本体だ。
0精神病のブランドと言う表現にはっとしました。ふと思ったのは犯罪者に対する精神鑑定でこの詩とは関係ないかもしれませんが、嘗て宮崎勤と言う犯罪者が、同種の犯罪者の第二の宮崎発言に、反発し精神鑑定も受けずに第二の宮崎は名乗らせませんと言う事件?(現象)がありました。そして遠い海と、今日の雨の音。結局は同じ水なので、類比はできるかもしれませんが、塩水と真水。難しい比較だと思いました。
0ありがとうございます。 実はインスタグラムで流れてきた作品が印象深かったので書いてしまいました。
0ところどころに光るフレーズがあるように感じる、 前作『夜』の - 夜が怖い。暗いから怖いのだ。他でもない光がないから怖いのだ というのは、朝が怖い、光が怖いのだとも言い換えられそうに思う。 この作品でも、なるほどというフレーズがあって、長く語ると弱くなってしまいかねないものを短文で言い切る感じは心地良いと思います。それと タイトルの秀逸さ、
0何度か通読しているんですけれど、その迫力、エモーションが凄くて ちょっと不安定になってしまって、且つ、これだけ圧縮されてらっしゃると つけいる先なし、といった感があります。 それをそのまま感想ですが、コメントすればいいんですね。素晴らしい。
0いすきさんの解釈素晴らしいので私のリアルな何かは必要ないと感じて、何もかけずにいましたが、書きます。影を切り裂く言葉。詩なんでしょうか。感動しました。
0精神病は簡単だということなのです笑 そうですよね、それを比較ととれると言うことに気付かされました。
0私は絵を描く時も光と闇、白と黒など2つ何かを同じ画面に共存させて世界を作ることが多いです。 共存させることによりグレーであることを言いたいのです。
0生きてたらいろいろあったので、そのまま詩にしてます。 詩になっているのかわからない時から、私は同じように文字を並べていたように思います。
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