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ゆとり
のけ者になっても決して怒らなかった ラノベを読んでしのいだり ラノベを書いたりしてしのいだ 威厳を保ちたい私は 階段でお漏らしした事は 誰にも言えなかった 陰険な雲は私を和ませる 皮脂のケアを怠りなく 秘史を紡ぐのに怠りなかった うちの風呂は陶器製なのか 金属製なのか分からない もしかたしたら木製かもしれない 表層の外張りを注視する クロスが貼ってあるのか ペイントしてあるのか ガトーショコラが日を追って 劣化して行く 早く食べねばと思うと 却ってラノベを読む心のゆとりが 生まれて来た
ゆとり ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1012.8
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2023-10-05
コメント日時 2023-11-29
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
たとえば、 お漏らししたことが言えないというのは、本音を言えないことと 同義だともいえる。 でも 威厳を保ちたい私は 皮脂のケアを怠りなく うちの風呂は陶器製なのか と吐露することの自己矛盾が ここにはあって、 だから ガトーショコラが日を追って 劣化して行く という現象が、固定観念からの脱却になっていて、 早く食べねばと思うと 却ってラノベを読む心のゆとりが 生まれて来た という全体の矛盾を包み込んでいる、みたいに 読みました。
1じっさい、かなり、エモーションを込められて書かれたようでもあり うん、じっさい何分かの集中のあとは見てとれるのだけれど。 その、あんまり「筆力」という言葉は使いたくないですけれど この作者はもっと高く飛翔できるんだけれど 問題は、その馬を川へ連れていっても、水を飲むかは馬次第なのですよね。 ごめん、ちょっと軽い口を叩いてしまって。
1エイクピアさんの詩にはくせになる不条理さが存在していると思います。それは大切なことが素通りするように、でも見える空気のように書かれてあって、そこから生まれる読みやすさや親しみやすさが、読み手の感情に心地よく触れてくるのだと思います。
1おはようございます。 淡々としたエイクピアさんも、いい。 飛躍し、どこそこ飛び回るエイクピアさんの詩ももちろん、いい。 毎回、読解力のない僕は困惑し、その文章の魅力に翻弄されております。 僕はひそかに打倒エイクピアをかかげ、ここに詩を投稿しています。 もし、自分の中で、 あなたに勝ち、 「優勝したぞ!!」 という感覚があるまでは詩を書こうと思っております。 ありがとうございます。
1人類全体を唸らせるような巨眼的で斬新な詩を読みたいです。本サイトの作品は辿れば幼少期や家庭内の諸々に行き着くような個人的な詩が多いような気が致します。差別のための表現の技巧化だけでは・・・と思ったりします。
1エルクさんコメントを有難う御座います。矛盾は弁証法的解決が可能か、例えばクラシック曲の様な中で、穏便な終止を迎えられるかと何時も思っているのですが、詩においては解決の難しい問題だと思っていました。お漏らしのエピソードは忍者ハットリくんの中の三葉 ケン一(みつば ケンいち)がモデルとしてありました。偶々アニメで見ていて、そんな場面がありました。原因はケムマキ・ケムゾウだったのですが、この詩ではそのへんの事情は無視して、「秘密」と言う概念を提起しました。と言うか告白、内面の告白に置き換えたのですね、現象に対する克己として。安易な乗り越えだったのかもしれませんが、少年の心の成長を祈って居ました。なので他の詩ではもう少し大展開できないかと今では思っています。自己矛盾も含めて、少年のビルドゥングスロマンではないですが、精神の成長を祈念して居ました。威厳などの箇所は、ちょっとユーモアに逃げていると言うか、間奏曲と言うか、主題からちょっと逸れて、少年よ野心を持つためにはそれなりの心の成長が必要だぞよと言うニュアンスもありました。そうですね、ガトーショコラ、ラノベなど、心の余裕と言うか、矛盾を回避すると言うか、包み込むと言うか、オブラートの効用を受けながら少年よ成長してほしいと言う願いがありました。
0田中恭平 newさんコメントを有難う御座います。ああ、馬の例え。有名な英語の格言ですよね。そうですね、詩を書くといつも反省頻りで、内省を深めたいと常々思っていました。書く前や、書いている最中よりも、書いた後こそ大切であるかのような発想には今でもとらわれています。エモーションはどうでしょう、思い入れはありました。ガトーショコラ、ラノベなど、もうちょっと展開できればよかったのかもしれません。忍者ハットリくんとかは詩には直接出てこないので、難しいと思いましたが、いずれは展開できればと思っています。筆力と言う言葉、懐かしく思うと言うよりは今でも有効なヴォキャブラリーだと思いました。でも懐かしさが強くて、今何をしなければならないかとは相容れないものがあるのかもしれませんが、共存共栄を考えて詩業に邁進したいと思いました。
11.5Aさんコメントを有難う御座います。不条理さですか。実存主義哲学のサルトルの小説や、カミユ、カフカが思い浮かびます。見える空気のようにですか。窒素が一番多くて、酸素、二酸化炭素と、空気の気体成分は大体わかって居ても、問題では、さらに細かい成分パーセンテージまで聞いて来る選び辛い問題で、敗北した過去がありました。今では、実験の都合や、娯楽の要請から、カラフルな空気商品もありそうなのですが、詩においては、厳格さと緩さの混じり合いから分かり易さは必須だと思っています。詩に敗北はあるのだろうかと私は時々自分に問いかけます。敗北とはいかないまでも、慙愧に打ちのめされるモーメントはあるのかもしれない、ならば、せめて読者の感情に触れて、理解の共有、感情の共有ぐらいは、最低限であるので、それぐらいは達成したいと言う欲望があります。何か詩である種の感情を伝えたいのだと思います、萩原朔太郎の感情詩社がふと思い浮かびました。
1鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、ライバル宣言は、切磋琢磨が出来ていいのかもしれませんが、意識の覚悟、覚醒への渇望が必要なのかもしれません。淡々とした部分は、詩に革命を起こそうとして気負い過ぎると、詩がだれるかもしれないと言う危惧感から来ていると思います。飛躍する部分は、矢張り飛躍こそ詩の醍醐味だと思うからです。ただ、飛躍は抑制的にと常々思っています。魅力は神と子と精霊の三位一体見たいな、矛盾の解消、解決、相対立する物の総合などから来ると思っているので、表現や表現内容によっては滑ることもあり得る、所業、難行ですね、詩で魅力を出そうととする行為は。めげずにやり続けて行きたいし、詩以外の分野にも目を向けて精進して行きたいところですね。
1忠次さんコメントを有難う御座います。ああ、人類全体を唸らせる、とは壮大な叙事詩であろうか、抒情詩であろうか、それらの混交であろうかと思います。そうですね、幼少期への遡行、家庭内の諸々、確かに詩の歴史とは、差別との戦いであったのかもしれません。表現の技巧化も悪い訳ではないのでしょうが、品性が下劣化した反乱は不味いと思います。巨視的で斬新な詩は可能だと思いますが、難しい以前に、意欲を導き出すのが困難でしょう。モチベーションの低さだけは技術でカヴァーできないと思うのです。高いモチベーションが得られればと常々思っています。詩のこれからの展望、未来を考えれば、詩作以前の、詩に対する望み方や、姿勢のモチベーションは高まるのですが、純粋に詩作だけのモチベーションとなると困難が予想されるのです。
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