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偽りピエロ
笑顔のまま踊り続ける 仮面の下の涙を悟られないように 笑おうとして笑うんじゃなくて「自然と笑みが溢れる」 そんな瞬間はどこにあるのか 濁って穢れて急激に成長しすぎた僕の心は悲鳴をあげている 「笑えなくなってしまった」 だなんて昔の僕からは考えもしなかった未来 どうやったら、どうして、もう無理か、 思考作語を重ね重ねありがとうございましたとお礼を述べ 重くなった脳味噌を沈めるために今日もベッドに溶け込む 明日はどうやって過ごそう どうやって笑顔を造ろうか どうやって嘘の笑顔だと悟られないようにしようか また試考しまた眠る 「みんなそんなもん」「誰だって本当の笑顔を見せるのは限られた人にだけ」 そんなこと言われても、僕に当てはまるかなんて分からないじゃないですか みんなそうだと言われても、僕が知りたいのはそんなことじゃないんです 親友にだって、家族にだって、鏡の前の自分にだって 本当の自分を偽ってしまう僕はどうしたらいいんですか 本当の自分はどこにいるんですかね あ、自分探しの旅ってやつにでも出かけたらいいんですかね ほら、「これ」だって「自分」じゃない 旅をしたところで何も変わらないんだ 自分はどこにも存在しないのだから 周りの人が自分を作っている その自分を好きになれないのなら、原因は周りにあるのではないか このようにあれこれと物事を考えてしまう自分が嫌いだ もっと脳細胞数の少ない馬や鹿でいられたらと思いまた涙を流しベッドに融け込む 偽りを偽りながら、僕は明日もその明日も生きていくんだと思う 涙は見せなければいい 見せなければそれは涙にはならないのだから
偽りピエロ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 539.1
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-10-01
コメント日時 2023-10-02
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
- 本当の自分 (雪月統)
笑うのは苦手です。
1笑いたくても笑えない、自分自身を好きになれないというのは辛いことでしょう。 詩や散文を書くことでその辛さが少しでも和らげばいいと思います。 そして和らいだら、少しずつでも表現の工夫に挑戦してみてはどうでしょう。 「試行錯誤」をあえて書き換えた「思考作語」や、「脳細胞数の少ない馬や鹿」のような表現をより増やすことを考えるのも良いかもしれません。
1つらい。。。 いつか戦士になって、パワハラ企業で苦しんでいる私を助けに来て欲しい、と思った。なぜわれわれが夜ふかしをしてしまうのかと言うと、朝起きれないことよりも夜眠れないことの方が恐ろしいからであるという、そういう作品に思います
1う~ん……僕なんかは、演技こそが人間の本質だと思っているので、そもそも本当の自分/偽りの自分という対立が起きないですね。もしかしたらしふぉんさんは、大げさに演技してしまうのかもと、そんなことを思いました。淡々と演技している自分≒本当の自分。強いて言えば、そんな感じでしょうか。 ラストの表現は上手いなあと。しかしそれだけに哀しみがひしひしと伝わってくるようです。しふぉんさんが自然な自分を取り戻されること、祈らせていただきます。
1おはようございます。 かの中原中也がどうしても人に会うと「お道化」てしまう、自分を描いていましたね。 まあそれは無理に笑ったり、優しそうにふるまうってことだと思うんですよ。 そのお道化、道化師というのはピエロのことですね。 ざあっと読んでで、すいませんけれど、そうすると人間の悩みはあまり昔と 変わらない側面があるのかなぁと思いました。 そうすると、僕自身、そうしたことで悩まないんですけれど ある種、普遍的な主題、を、取り扱った作品のように思えてなりません。
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