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ゆるします
ボロボロの吊り橋の上にいる夢を見た 眼下に右手だけでぶら下がっているのは わたしに小便をかけた近所の子 二メートル先で逆さ吊りになっているのは わたしの腹を蹴り上げて腕時計を壊したあの子 対岸のあたりにしがみついているのは 当時わたしが恋していたけど 死ねと言い放った同級生 わたしは吊り橋を宙返りさせた 「お前ら全員地獄に堕ちろ!」 母曰く、わたしは大きな寝言を言っていたらしい それでもわたしは 彼らを許している
ゆるします ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 946.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-09-09
コメント日時 2023-10-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
はじめまして。 この詩を一読してまず感じたのは、本当に許しているの?ということでした。 作者は過去にいじめにあった方があるのでしょうか。また、内向的な性格の方なのでしょうか。(まあ、詩を書く方の多くは内向的なのだと思いますが・・・) 個人的には、内向的な性格の方はその内向性故に過去の記憶からなかなか逃れられない傾向にあるように思います。(私がそうだから・・・) ですから言葉では許していると思ってもそれは表層だけで、深層ではまだ許しきれていない、この詩からそんな印象を受けました。 また、詩の表現という観点からは、全体の構成は良いと思うので、もう少し対句や比喩などの技法を用いれば、より入り込みやすくなるかなという気がします。 ただその一方で、これが自分のの心を整理するための詩であるならば、そちらに力を入れたほうがいいような気もします。 詩には芸術表現という面と、セラピーのような面との両方があるそうですので、芸術として人に感銘を与えるか、それともセラピーとして人に共感を覚えさせるか、ということを意識されてもいいのかなと思いました。
0その、私は孤独で、その人間関係というものを尊重したいな、ていねいにしたいな と思いつつ やっぱりハードルとして人は怖いということがあるから・・・。 たまにこういった作品にふれて、自分のなんだろ、優しさ、良心に 活を入れてあげることでしょうか。 ありがとうございました。
0この世界の複雑さを感じる。。。 夢の中で、彼らを救い、起きてからも許してると言えば偽善だし欺瞞だし、そんな人間は恐ろしい。夢で殺し、現実で許す人間は、本当に彼らのことを許してるはずだと確信する。理性というのはそういうものだと思います。
0ほんとうに?
0作者様の複雑な心境が垣間見えた気がします。そして作者様が、もっともっと心を許しあえる人たちとたくさん出会えることをご祈念いたします。失礼いたしました。
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