書かなかったリリック - B-REVIEW
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書かなかったリリック    

 なあお前の考え込む顔が好きだよ  リリックは  選んだ言葉より捨てた言葉のが尊いんだろうな  ゴミ箱の中でお前の  詩が   さんざめいているよ



書かなかったリリック ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 7
P V 数 : 1041.8
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2023-09-01
コメント日時 2023-09-27
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
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閲覧指数:1041.8
2025/04/12 13時34分12秒現在
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    作品に書かれた推薦文

書かなかったリリック コメントセクション

コメント数(7)
田中恭平 new
田中恭平 new
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(2023-09-01)

こんばんは。 昔、音楽のリハーサル・スタジオで働いていたときに、とあるヒップホップのグループ?が スタジオを借りにいらっしゃったことがありました。 そうして、リハスタでは、BGMをかけているのですけれど、その今回収録する楽曲を 延々リピートしてくれ、っていうわけですね。 なるほどな、これから、そのリリック、を書くわけだな、と思ったのですけれど そのグループの中でも、紙に書きだしたのは一人くらいで、あとは当時のガラケー?とかに 書いていたのかな。 そうして、録音が終わったあとに、その紙すら、なんか煙草の火で燃やしていた。 どういうことかというと、当時のヒップホップ界?のルールみたいなもので あんまり、テキストとしてリリックを残すのはダサいみたいなのがあったのでしょう。 いや、全然ヒップホップ詳しくないのですけれど。 そうして、きっと、そのラッパーの家のゴミ箱には 膨大な、その捨てられた修練用の、リリックが書かれた紙が捨てられてるのかな と、この作品を読んで、 はっ と気づいたのですよ。今。 で、久しぶりにヒップホップ関係の本を懐かしく読んでいたら、2010年ですね その、リリックの取り扱いについてあるラッパーは謎である 一体どうして彼はこんなに、そのリリックを巧みに操れるのか?と書いてあります。 何か、この詩で、魔法の一端が分かった、といいますか、不思議な気持ちで 懐かしんでおります。

0
もじゃお
もじゃお
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(2023-09-01)

大きなゴミ箱の中で ボコボコと 言葉が煮えたぎっている 様が目に浮かびました 捨てられた詩の行く末が気になります。

1
atsuchan69
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(2023-09-02)

捨て台詞の抒情というのか、この作品の受け手はあくまでも読者であり、共感するもしないもそれは読者の自由だから、もしもこの作品じたいが「さんざめいているよ」で良いとすると、筆者は自分に「なあお前の考え込む顔が好きだ」と言っていることとなり、これはエッシャーの描いた例の上昇と下降の無限階段になる。

0
田中宏輔
田中宏輔
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(2023-09-02)

すてきなゴミ箱。

0
橙色
橙色
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(2023-09-02)

詩を書く上で取捨選択はつきもので、むしろ何を書くかよりも何を削るかに私たちは魂を込めている。そんなことを考えました。いや、考えたから何だって話なのですが、この作品のぶっきらぼうで優しい口調には何か自分語りめいたことをしたくなる魔力があって、同時に自分語りをこの詩のせいにしたくなる魔力も持っている。どこからか寂しいノイズが聞こえてくるような、静かな熱を孕んだ作品だと感じました。

0
いすき
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(2023-09-27)

え?! かっこいいです。。。 すみません、なんだろうやっぱり「お前」この一言をうまく使うと、ものすごくキャラクターが立つってやっぱり思っちゃうんですよね。たとえば過去に大賞をとった鱗子さんの「お前」とか。いやすみません、似てるとかそういう意味ではないのですが。 お前の考え込む顔が好きだよって、全然、あまりにも関係ないと思われたら本当に申し訳ないのですが、仕事中の私って、ほぼ考え込んでるんですよ。それで周りの人からもちょっと変に見られるけど、締切のギリギリになるとひらめいて、ギリギリセーフでいつも納期に間に合ってる。だからみんなからはその働き方やめろって言われるのですが、なんとなく、そういう生き方を肯定されたように感じた。つまり、楽子さんの詩に対するマジさをリスペクトしてるというか。 すみません、ありがとうございます。 あとゴミ箱の中というのがいい。。。あくまでも成果物はきれいなところだけ見てもらえればよいという潔さを感じる。この作品はよく切れる刃物の気配を感じる!

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ゼンメツ
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(2023-10-03)

逆張り的な思考をして、それをカッコよく見せる感じ。 でもなあ、いやあどうなんだろ。僕はそもそも捨て表現とか、捨て詩みたいなものははじめからあまり思いつかないタイプなので、ちょっと共感は低い。どう考えても俺が選んだ言葉のほうが尊いに決まってんだろって言ってしまえる。傲慢である。 リリックではそんな感じだけど、現実に選ばなかった未来に想いを馳せて、それで感傷的になることはある。そう考えると……いや、やっぱダメだな。尊いとこ言うくらいならはじめから選んどけって自分に言いたくなったもんね。

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投稿作品数: 2