田宮さん - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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田宮さん    

指の爪全てに名前を付けて居た 娘に着せていた百合の服が 今日から向日葵になる 早朝に水路で鳴いて居たカエルも 鳴き止み名前を失くした 田宮さんが鳴いて居た 手と足の指全ての爪の命名が終われば ダンジョンメソッドが使える 田宮さんも半分は鳴き止んでくれるはずなので 娘の服は矢張り百合に戻そう 向日葵では背が高すぎる ダンジョンメソッドは副作用が強くて 私の顔がロープになっている 早くしないと体や手足までロープに成ったら 田宮さんが鳴き止むようにできなくなってしまう 田宮さん(仮)に戻ってしまう 私は急いだ 娘では心もとないので引きこもりの息子を 引きずり出して二人で田宮さんと向かい合った


田宮さん ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 482.6
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2023-07-31
コメント日時 2023-08-02
#現代詩
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:482.6
2025/04/12 11時36分55秒現在
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    作品に書かれた推薦文

田宮さん コメントセクション

コメント数(4)
m.tasaki
作品へ
(2023-07-31)

こんにちは。 全く意味がわからなかったのですが、恐らく意味を捉えようとすべきではない詩なのでしょう。 印象的なところが幾つもありました。 百合から向日葵へ、そして再び百合に服を戻す。 鳴き止んだカエルと、鳴き止まない田宮さん。 命名された手足の爪と、名前を失くしたカエル。 私の顔がロープになっている。 そして、田宮さん(仮)に戻ってしまう。 何とも言えない面白さに満ちています。 また、シュールな詩としては、このくらいの長さがちょうどいいと感じました。 私もこんな詩を書いてみたい、そんなふうに思わせてくれる詩です。

1
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2023-08-01)

冒頭から独自のアイデア。

1
エイクピア
m.tasaki さんへ
(2023-08-02)

m.tasakiさんコメントを有難う御座います。そうですね、百合から向日葵へと言うのは人間の特徴を服で表すのは効果的だと思い、そのように表現しました。換喩と言う訳でもないのですが、服を花に置き換えて、他の説明を省略しました。鳴き止んだ蛙と鳴き止まない田宮さんは、あまり特に意識したものではないのですが、事実が積み重ねって来ると、生物と言う共通項があるとは言え、明らかに、類、属、目などが全然断絶している両者なので、比較対象の妙味があるのかもしれません。後で読み返して見ると、ダンジョンメソッドはこれから使う感じで書いておいて、唐突に既に使った場面が出て来るのは飛躍が過ぎるかと、自作詩ながら自省したのですが、あまり書き直す必要は感じませんでした。田宮さん(仮)はちょっとしたアイディアでした。蔑視ーな感じはあるかもしれませんが、詩的異化作用を期待してのものでした。

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エイクピア
田中宏輔さんへ
(2023-08-02)

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。ネイルアートやネイルケアの興隆、ネイルサロンやネイリストなどの言葉に触発されての一行目だったと思います。古くは古代エジプトからあったと思われるネイルアートもマニキュアと言う言葉で代表される、手の爪の塗装、化粧と言う観点からのネイルアートはやはり歴史が新しく、アメリカが発祥の地らしいです。足の爪のケアであるペディキュアも含めて、ネイルアートは奥が深そうです。そしてダンジョンメソッドへ行くわけですが、最初の発想に引きずられて、ちょっとダンジョンメソッドがもたついたような、そんな感じを自作詩を再読して思いました。爪と言うだけではなくて、ネイルの世界、ペディキュアなどをもうちょっと知っておけばよかったと思っています。

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投稿作品数: 1