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泡
夕暮れの響きを 待っている お前の髑髏に 釘打ちをする時 僕は僕の有り金を叩き てめえに飲ました 釘百本を脳に刷り込ませ ただ お前は見ていた ただお前は縋っていた てめえどもに愛の泡を教える為 サンタの格好をした トナカイに乗ったおまえは死ぬ ただ死ぬ それだけ ただ死んで 終わる それだけ おまえは涎を流す てめえは欠伸をする 僕は熱心に鉛筆をカッターで削る 俗物供 おまえらの天性を僕は否定する サンタが死んだ夜 僕は靴下にお願い事をした どうか世界が平和でありますように そうして文章で世界が壊れますように どうだ、と言われんばかりに 僕は主張する 俗物供 ああ 俗物供 おまえらの てめえらの 天性をもっと 僕に見せてくれ
泡 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 886.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-12-24
コメント日時 2017-12-27
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんばんは、宜しくお願いします。 クリスマスイブの晩に上げられた詩の中に血生臭さを伴った 世にこだまするジングルベルを一瞬で掻き消すような戦慄を覚える内容でありながら 神か何かに縋ろうとするサマに思え印象的でした 特に好きなのが どうか世界が平和でありますように そうして文章で世界が壊れますように ぐっと胸に響きました 鐘の音のように。
0最初の四行が、イイ立ち上がりだな、と思い・・・「てめえ」というよびかけが、果たしてふさわしいかどうか、しばし考えてしまいました。 あえてべらんめえ口調を使ってみた、という風情が出て(大袈裟になるというのか、デフォルメされるというのか) 夕陽の中で髑髏に釘を打つ、という凄まじいような美の景が、後退してしまうような気がしました。 もちろん、「まじめ」に、景を描いていくことが良いかどうか、は、異論があるにしても。 お前、僕、てめえ、の混交が、どうもうまく馴染んでいない。お前、僕、あるいは お前と俺、君と僕、に絞った方がよかったかもしれない。「てめえ」を使い慣れていない印象が残ります。
0私も「てめえ」という呼びかけに、違和感を覚えました。つまり、私としては、「おまえ」という言葉はどこか相手を大事に思っているところがあるような気がして、例えば昔の時代劇では夫が妻のことを「おまえ」とは読んでいても「てめえ」とは声を掛けていないところを思うとそういうイメージを思い浮かべるのですが、しかし、この詩では例えば「僕は僕の有り金を叩き/てめえに飲ました」「てめえどもに愛の泡を教える為/サンタの格好をした」というところからを見ると、語り手が恨みを言いつつも相手との関係によって自分を成り立たせているところがあって(また相手に何かをしてあげているところも、相手との関係を切り離せていなくて)、まだ「てめえ」という形で切り離せてはいないのではないかと思いました。その点で、「てめえ」という言葉を使うのは少し違和感があるように思いました。 また、前半の部分では私としてはあまりイメージが湧かず、単純に私にとって漢字が読みづらいせいなのか、或いは漢字の形が似ていて判別するのに労力を要するせいなのか(釘打ちなど)、或いは「夕暮れ」のような視覚イメージに対して、そのように何かの五感に結びつくような言葉が足りないのかは分かりませんが、いずれにせよ私にはあまり感じるところが難しかったです。読み不足であれば、申し訳ないです……。 ただ、私がこの詩で一番好きなのは「トナカイに乗ったおまえは死ぬ/ただ死ぬ/それだけ」という箇所で、恨みの中において相手を自分の言葉で死ぬ者として定義していくことで、自分の中で相手を処理してしまうというその自立が、この詩においては良い印象を残していると思いました。
0アカウント名がいいですね。喃語、あかちゃん言葉の意味。されどこの字は四角が多い。カクカクしている、柔肌とは程遠くて無機質然としている。 それにしては詩中の語は他のオラオラ口調な詩にありそうなのばかりでそれは残念だった。
0だね、なぜ喧嘩をふっかけなければならないのか。てめえ、などという呼び方は相手に対してより強い口調で喧嘩をふっかけるとき。おまえらからてめえらへと変わる、その理由がわからない。
0皆様ありがとうございます。批評1つずつ読ませて頂き、大変勉強になりました。てめえ、とは確かに使い慣れていませんが、今回感情を無理矢理にでも捻り出そうとし、自分でも抑えていた感情、もしくは最初からなかった感情というものを近い距離感から描き出そうとした作品です。ただ3日置いてまたこうして自分の詩を読んでみると、確かにてめえというのはどうも居心地の悪い言葉だな、と再認識されました。読んで下さってありがとうございます。
0サンタクロースはなぜ殺されなければならないのか、というのは難しい所ですね。この場合は世界を飽和する幻想であるサンタクロースを一個人が殺してしまう所がミソなのかなぁと思いました。でも、殺したのはサンタクロース本人ではなく、サンタの格好をした人であって、結局の所一人の人間が一人の人間を殺してしまった、という事実だけが残り、後果たせなかった事は全て八つ当たりの様に、現実世界に反映されてしまうという感じをおもいました。
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