たどただしいうでがゆびが ちいさくふるえたあさ
降射した あまやとりに くちばしに 魅がある
とびたてないうちに はねが かわいていって まして
さえずりもきせいしつくした こうるさい 偬しみに
いのちという 紗らに 翳にやかれた 風風が漏れ経つ
一歩咲き乱れるように、祈りの形は道を踏みし焚いて
一歩枯れ朽ちるごとく、眠りの香りは往前を指し〆る
掻き出されたあたり、花を擦り付けて
産み落としたばかり、茎を手織るよう
重ねられたことの葉が脈々と鼓動を打ち
均べられただけの枝が騒騒と飛来する時
頭上には
図上には、交差した 跡が遺る
永症パズルは乱れ、崩れてもいなかったが復唱している。
モノクルのカウントが夢月訪花からさかさまに、Iを置き
去るばかり。羽織物はカスリ綴じたもので、躾けられたは
ずの実が見当たらないから、交換日記にもならない虫食い
だけの頁に、栞を挟んだのは、誰のせいでもなく 夢でも
哭く幻でも なく今
かげもかたちもりんかくもなんにも、触れて なくて
それでも、なにかある気がしていて、振り向かれる程度で
季節も時代も丸裸の幹に傷を負って、硝子の葉が 羽が
どこかですれ違ったつむじかぜのせいで、それでは
inkと藁半紙が擦れ上げただけの、落書きであったとして
破面という積み木を一弾づつ翻したマヒルの声がこだましている。そうだ僕に
は顔がない、そんじょそこらから、新芽がゆれてゆれて。鏡に映るだけの水
たまりに澄んでいたの。靑ゐだけのものでもなかったけれど、やはり道幅に
は羊歯。やわこそばゆきざわめきたつだけの。どうせ 無言を羽音している
作品データ
コメント数 : 6
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作成日時 2023-07-02
コメント日時 2023-07-16
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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2024/11/21 21時58分54秒現在
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僕は片端の雉鳩みたいな存在だと言っているのかな? 僕は物書きみたいな事をしているけど 雉鳩は何の為に鳴いているのか? それは僕が何の為に生きるのかと言う事に重ねる事ができる 雉鳩の鳴く事を僕の芸事に喩えている感じなのかなぁ そもそも単語が何と表現したら良いか 崩れた感じでそれ自体に速度を表現させている様なスラッピングみたいな。 最後の方はまるで分からなかったな こんなに思考を乱す事が許されるのかって感じ、蛹から羽化する様な 気持ち悪さと神秘が混ざり合ったようなざわざわするような思いになります 四皇
0見た目が綺麗だ。まるでソースコードだ。合理的な構造によって分割され高速にチューニングされ論理的に矛盾のないフローの実現そのものだ。まえにA・O・Iさんの詩を読んで不思議だ、どうしてこんなものを書けるのかと聞いたらもともとはTwitterか何かのSNS上で連投したものをレイアウトしたとおっしゃっていてその自由さに驚いた。むかし写真部にいたことがあって一眼レフのひともスマホの人もいたのだけど、スマホでも全然いいとか一眼レフでもちょっと普通過ぎるとかいろいろあり、それぞれ信じる神が違うというのがもちろん結論ではあるが、スマホでレタッチ上等もりもりやっている人には、よくわからないがとりあえずあふれるエネルギーがあった。。。私にはないパワー
0まあ先月批評文諸々をいただき散々迷ったあとに、これはざっと一発書きしたものなので。たぶんそういうことなのだと思います。 >崩れた感じでそれ自体に速度を表現させている様なスラッピングみたいな。 良く当てはまる表現ですありがとうございます、ノリで書いています奔らせるままです、大層なものではありません、すいません。 吸収様コメントありがとうございます。
0これは一発書きなので何の捻りもなく書いたのですが。いすきさまの例にある写真やデジ画とか、兎角自己流で行っている、ただの素人の手癖で熱量でしかないやつで、ついでに詩作はやっと五年目に入ったところです。お褒めいただきありがとうございます。
0東山魁夷の雉鳩の絵を思い出しました。あの絵は冬景色だったけど、綺麗な寂寥感みたいなものが、通じる感じがあるかなって。ちょっと浸れました。難しい漢字が出て来ると、巧くいめーじ出来無い無学なので、読み間違えてたら申し訳無い。。。
0東山魁夷のような大層なものは、それは白犬さまの心のなかからあらわれたもので、私の詩を通してあなた自身が感じ取れた素敵なことです。ですから感じ取れたままの姿がただしくあり難しい漢字や読み間違えなどは意味をなくします、すべて白犬さまのなかでご自身で培われた感性が引き起こした結果です。私は、詩は 正しく読むことよりもなにか感じるものがあればそれで良いのだと思っています。そして私はこのようなありがたいコメントを頂くことが叶いましたので、この出会いとても嬉しくあります、コメントありがとうございます。
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