味気ないかな - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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味気ないかな    

悲しみを語るとき、私は何処かで酔っている 酔っ払っているときは、何処かに悲しみを孕んでいる? 知るべき人にしか知られないことは、 なんとも悲しいことで、そして少し甘美であって、 名辞なんて無意味だと、誰かの言葉を借りに行く きっと千鳥足のままで行く 悲しみを語るとき、私は何処かで酔っている 酔っ払っているときは、感情に名前を付けもしない あなたは知らない、私の悲しみを、 私だって知らない、知ることもない 知るべき人なんていない? 誰にも名付けられもせず、消えて行くだけというなら それは悲しいこと、かもしれないな 全てが悲しくて、そうとも言えない やっぱり知らない、ただ過ぎて忘れる 二日酔いもせずに、飯を食い始める、すっかり覚めている



味気ないかな ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1000.2
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 3

作成日時 2023-06-30
コメント日時 2023-07-04
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/12/22現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性22
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント33
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性22
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合33
閲覧指数:1000.2
2024/12/22 15時17分55秒現在
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    作品に書かれた推薦文

味気ないかな コメントセクション

コメント数(8)
m.tasaki
作品へ
(2023-06-30)

こんにちは。 所謂泣き上戸の方の詩でしょうか。 冒頭の 「悲しみを語るとき、私は何処かで酔っている」 というところを読んだとき、この酔っているとは自分に酔っているという意味なのかなと、一瞬だけ思いました。 後半の、 「誰にも名付けられもせず、消えて行くだけというなら  それは悲しいこと、かもしれないな」 というところは、まさしくその通り!、と思いましたが、でもそれは大多数の人々が辿る道ですので、それは、 「全てが悲しくて、そうとも言えない」 ということでもあるのでしょう。 タイトルの「味気ないかな」とは、そんな「ごく普通」の人生を表しているのかな、とも思いました。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2023-06-30)

抽象語を対象とするとき、むずかしくなりますね。

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白萩アキラ
m.tasaki さんへ
(2023-07-01)

自分に酔っている、と思われたならそうなんでしょうし、泣き上戸だと感じられたなら、そうでもあるのでしょう。 その二つは矛盾するわけでもなさそうですしね。 何だか毎度、人様から頂いたコメントで、「この詩にはこんな意味があったのか」と、何故だか自分で驚いてます。 詩に込めた意図が無いわけではないのですが、私自身の詩作は、割とテキトーなものなので… コメントありがとうございました。

0
白萩アキラ
田中宏輔さんへ
(2023-07-01)

悲しいとされる感情を「悲しい」の言葉だけで片付けるのは、何とも悲しいものがありますからね… やっぱり難しいものですね

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ヒノネリホ
ヒノネリホ
作品へ
(2023-07-02)

個人的に好きです

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白萩アキラ
ヒノネリホさんへ
(2023-07-02)

ありがとうございます。 シンプルに嬉しいですね

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岡柴 牡丹波
岡柴 牡丹波
作品へ
(2023-07-03)

まったくです。 悲しみは知りません。 悲しいのはやはり感じておりますが、 誰も分からない、僕にもわからないのだから、あなたにもわからない。 だから、飯を食う、腹が減ってはどうにもこうにも 二日酔いもせず、飯を食い始める、すっかり目覚めてる 同感てす。

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白萩アキラ
岡柴 牡丹波さんへ
(2023-07-04)

知っている、と言い切れることの方が少ないのかもしれませんね。こと感情に関してなんかは特に。 まあ、美味く飯を食えればそれで良いのかもなと思っています。 感想いただけて嬉しかったです。 ありがとうございました。

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