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愛しさってやつ
愛しさってやつが わたしの身体を蝕んでゆくのがわかる こんなにも くるしくて かなしいだなんて 知らなかったの 沈んでゆく夕日みたいに わたしに笑いかけないで あなたはどうせ 夜に連れていかれて わたしのことなんて忘れてしまうのに 痛みを抱きしめるわたしを どうかわらわないで それすらも愛しいこと あなたは永久に知り得ない 愛しさってやつは ずっと意地悪だ それはあなたと行ったあの映画館 理解できないのなら なにもいわないでいて それが愛しさってやつ
愛しさってやつ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 914.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-06-17
コメント日時 2023-06-18
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
あなたはあまりにも無邪気でわたしはあまりにも愚かだ。弱いのはすべての人々がそうで愛おしい。けれども、そうじゃないんだということ、安易に愛おしいと言いたくない強気さは薄情だったりする。そう、薄情。悪女でもいい。
1愛しさが必ずしも良いことばかり引き起こすとは限らない。反対に苦しい気持ちが胸を締め付ける時もある。こんなことを感じました。少しどろっとしつつも読み手にすんなりと伝わるのがすごいと思います。
1最後の 愛しさ は優しさの方が意味的に通る気がしましたが、素直でまっすぐな言葉だと思いました。
1コメントありがとうございます。 初めての投稿についた初めてのコメントです。 三浦さんの言う通り人は皆弱くて、それが愛おしい。でも人によって抱える「愛しさ」の形は違うはず。違ってしまうから時に傷つき、伝えられないこともある。「わたし」にとって愛するということは、愚かになることなのだと思います。
1コメントありがとうございます。 愛しさはあたたかくて優しいものだと思いますが、抱えるには重すぎたり、ふとした瞬間刺さって抜けなくなってしまうものだとも私は思っています。 その辺りのどろっと感が伝わったのなら嬉しいです。
0コメントありがとうございます。 たしかに優しさの方が意味が通りますね。 最後の文はひとつ前の連のみに対してではなく、全部の連に対しての文のつもりでした。それぞれの連の最後に書こうと思っていたのですが、それだとくどくなってしまうので最後だけに。 でもそれが愛しさってやつ の方が良かったかなと思います。 素直でまっすぐな言葉。自分の詩をそのように受け取ってもらえてとても嬉しいです。
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