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白々しく輝く
夜の鼓動が 聞こえる 沈めた記憶が 浮き上がる 夜の鼓動に 合わせて 浮かび上がった 記憶が揺れる いつか聞いた さみしい音楽が 滑り込み たわないことを 劇的に見せる 記憶は研磨され 現を影に隠して 白々しく輝く 真実など ため息と同じ 熱を帯びて 消えていく 記憶は 都合に合わせて 色を変え音を変え 言葉を変えていく 苦しみが 美味になって 癖になって 毎晩 白々しい輝きをみて 泣きながら うっとりと笑う 浮かび上がった 記憶を そっと沈める 涙をぬぐい 口許をぬぐいながら
白々しく輝く ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 860.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-12-14
コメント日時 2017-12-20
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いいですね!最後の連で、ぬぐうのは、涙だけじゃなく、口許までもがぬぐわれるとこや、一つ一つは、短い詩行なのに、確かなボリュームを感じる魅力があります。 夜の鼓動が聞こえる。沈めた記憶が浮き上がる。記憶は研磨されのあたりや、真実など、ため息と同じなど、記憶と詩、言葉と真実など、色々なことが浮かんできました。 自分は、夜、ブラジルの、さみしげな音楽を聴いて、じっとしていることがありますが、そんなときの自分に向けられた詩のように感じました。 詩の感想、批評って相当難しいです。 夏生さんのこの「白々しく輝く」の自分の素直な言葉って、いいですね!だし、なるほど、そうか!と閃きを与えてしまうものかもしれません。
0徐々にでいいから さん コメントくださり、ありがとうございます! とてもうれしいお言葉の数々。書いてよかったと思えました。 詩の感想、批評は難しいですよね。その分、とても良い勉強になると思います。
0昨日の僕こんな感じでした。ので、そのまんまだと思いました。特段何かしら得た物があった訳ではないのですが、ああ、自分だなぁと思いました。
0白々しい、という言葉は、嘘をつく、というようなフレーズで用いられることが多いけれど・・・白く神々しく輝くイメージに変換され、さらにその「白い輝き」が、〈真実など/ため息と同じ〉と、あえなく消えていくものとして相対化される。 心の持ちよう、という言い方には、語弊があるかもしれませんが・・・苦しい真実をフィクションという嘘で輝かせて、新たな真実(美や発見の場)として提示する。その営みが行われる、夜の時間、夜の鼓動を聞く時間。 少し観念的な把握とも言えますが、実感がこもっていると思いました。
0hyakkinnさん いつもありがとうございます!素直にお感じになったことを書いてくださり、ありがとうございます。 まりもさん いつもコメントありがとうございます! 夜、眠る前など過ぎたことをあれこれ思い出しますと、なんでもかんでも良い思い出になったり、劇的に感じたりして。 妙な気持ちになって。いい加減なものだなぁと。当時はそんなに思わなかったことも美化していたり。陶酔したり。妙な感覚を詩に託してみました。
0夏生さん。初めてコメント致します。とてもシンプルで僕好みだったのでコメントさせていただきました。原石のまま放り出して、惹きこんでいく感覚。繰り返しますが、僕好みです。特に「記憶は都合に合わせて色を変え音を変え」というフレーズを見て、僕の大好きなデイト・オブ・バースという音楽ユニットの「記憶はいつもその色を 思い出すたび変えていく」という詩の一節をも思い出し、なぜかとても嬉しかったです。僕の趣味嗜好だけをお喋りするコメント、ご容赦を。
0stereotype2085さん、はじめまして!コメントくださり、ありがとうございます。好みの作品とのこと、とてもうれしく思いました。
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