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オリオン座の内に たくさんの星があって その隔たりがどんなものか 人は知らない 人差し指が スマホに伸びた 点と点を結ぶ それを 人は星座だという わたくしは いわば星 それぞれに ひかりをとおく 呼応 し その隔たりから わたくしは呼ぶ 宇宙はとても静かだろう わたくしの 世界は賑やかだ そして人はそれを忘れる わたくしもそれをすぐに忘れ オリオン座を オリオン座だと思う 人は星であることをすぐに忘れる 星と星の隔たりを忘れるのだ
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作品データ
P V 数 : 1099.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-12-07
コメント日時 2017-12-11
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ざっくり申し上げますとあまりよくないと感じました。 「オリオン座の内に/たくさんの星があって/その隔たりがどんなものか/人は知らない」という箴言めいた箇所に対しては、「星と星の距離など調べればわかる情報なのではないか」と無粋なことを思ってしまいます。勿論そういうことを言っているのではないのは理解しているつもりですが、偽の主張ともとれる文が冒頭にくると詩の世界に入りづらいと感じました。 大きな言葉がたくさん出てきますが、それらの距離感覚が曖昧であることも気になりました。曖昧さが面白い作品もあると思いますが、この作品は明瞭な書きぶりなので曖昧さは気になります。 「オリオン座を/オリオン座だと思う」という二行は、人間の認識について正しいことを言っているので、ここは良いと思いました。
0正直なご感想ありがとう。曖昧さかあ。なるほど。本当にそうですね。曖昧なものはたぶん何がしかの明るさ clarity の問題なんだろうな。もっとたくさんのひとに光をみせられるようにがんばります。押忍。
0そうなんだよね花緒さん。いいことを言ってくれた、ちょっとそこで迷ったんだよね。なんだろう書いてて戸惑ったていうか。俺はそんなもんばっかりだよ。clarityが足らないんだね。ありがとう。そのポイント考えてみるね。
0こんにちは。 とても好きな主題が書かれているので、コメントさせていただきます。 僕は、個人的に、言葉の一つの作用に、星と星を繋げて星座を作るようなものがある、と思っています。例えば、ロートレアモンの有名な詩句、「手術台とミシンの美しい出会い」でしたっけ。(うろ覚えですみません)この詩句においては、本来全く違うものである、手術台とミシンが、線で結ばれて、新しい一つの星座(イメージ)を作っているように見えます。そこには、イメージとして、新しい価値が生まれるわけですが、ある意味で、本来そこにあった、手術台とミシンの本質的な断絶が置き去りにされてしまう、ということもあるのだと思っています。 この詩は、そうした、人がイメージを形作って行ってしまうことの残酷さを物語っているように思います。そうした点で、スマホというデジタルな世界と、宇宙という本来割り切れない世界をぶつけたことに、面白みが見出せます。 そうして、「オリオン座を/オリオン座だと思う」という部分からは、そうした人間の暴力性のようなものが滲み出てきます。 しかし、結局この詩も、そうした、イメージを形作る暴力性から踏み出すことができていないのではないか、というのが正直な感想です。花緒さんが既におっしゃった「一捻り」の部分なのかもしれないですが、もっと野心的に、割り切れない「宇宙」を、オリオン座の星と星との壮絶な隔たりを、割り切れないままに語ろうとする努力をするべきだったのではないか、と思うのです。そのくらいのことを仮に百パーセント成功しなかったとしても、試みることができるのが、詩だと個人的には思っています。つまり、言葉の暴力性を意識しながら、言葉で括れないものを語っていくことが、できるのではないかと思うのです。 と、批判しましたが、冒頭にも書いたように、この詩の主題、イメージは主題に好きです。できれば、これのもっと育ったものを見たいなあ、と思うくらいには。 駄文を失礼しました。
0様式がいかに大事かがよくわかりました。今作のような、私がよく好む「ポエム的な」並べ方でなく、コーリャさんがよく使われる「短編小説的な」ワードデータテキスト的な並びのフォームであったら、今作は駄作ではなかったと思います。もちろん、コーリャさんの作品群の中ではイマイチピンとこなかったということで。とても勉強になりました。
0人と人との繋がりを星座のような運命的であり必然性を感じるような出会いとして例えた水道橋博士の本は面白いですよ。 と、話は逸れましたが苦手な形式に挑んでいる感がしました。韻律を取るかイメージを取るか、引き算の世界は厳しい世界です。今回の作品はまだまだ引き算出来る詩だと感じました。
0コメントさせていただきます。 コーリャさんのロマンチックは、天性の才だと思います。いつも涙で潤んだ目をされているんじゃないかな、 というイメージを持ちます。人と星とが同じもの、同じようなものであると読者に提示するのは、 まずはとても強く訴えかける力のある意見。さらに、スマホと、隔たりからわたくしは呼ぶ、この夢のような 一瞬の時間、かっけぇ~。人が星であること、意外にそういう比喩は、斬新だし、この詩も、面白く 読めます。現実に隠れた聖と俗を感じている作者は、とても詩人と思わせます。
0はじめまして。葉月と申します。コメントさせていただきます。 オリオン座、星、とても好きなモチーフです。星のつながりと星座に置いた関係性の主題、なのだと思いますが同じようなことをぼくもよく扱ってる気がして読めて嬉しかった。 主題について、そこに至る時に難しかったのは2連目から3連目の説明的さと詩句の関係性から何を浮かばせるのかのこの詩に採用した技法の面。 もうひと破壊、あるいは流星があったような気もします。 けれど僕には全体に好ましい詩でした。
0一連目、二連目が、なんとなく・・・説明的に聞こえてしまう、のは、なぜなんでしょう・・・人は、という、漠然とした他者、がテーマとして置かれているから、かもしれないですね。 三連目の「わたくしは~」からの連が、とても好きでした。宮沢賢治の、青い交流電燈、という、鮮烈なイメージや、貝の火(ガラス玉のような石の中で、色とりどりの火が燃えているイメージ)が、鮮明に刻印されていて・・・生命エネルギーが灯のように燃えている、イメージ。そこに通じるものが、あります。 繰り返し見る夢があります。真っ暗な、塗り籠めたような闇に、かけ渡された細い、銀色の投網のような網。その網目の交点が、線香花火のように(赤ではなく、白く)燃えては、燃え落ちようとする。すると、周囲の交点から・・・脳内のシナプスが情報伝達する時のCG画像、のように・・・光の線が伸びて、燃え落ちようとする火を、つなぎとめる。そうして、網目が編まれていく・・・というもの。網目の交点で燃えている光、あの光一つ一つが、魂の発光なのだ、と、確信的に「思い込んでいる」のですが、なぜ、そう思うのか、感じるのか、が、わからない。 そのイメージを描いた詩があるので、投稿してみますね。
0・・・既に、ビーレビに投稿しておりました(笑) http://breview.main.jp/keijiban/index.php?id=236 夢魔、です!
0弓巠さん すてきなレスありがとう イメージを形作る暴力性なるほど そうですね 言葉は無理矢理にクッキーを 星の形に あるいは兎の形にしてしまう型みたいなもんで テーブルに伸ばした世界そのままの生地を 僕たちの言葉は切り取ってでしか理解できません 人に供するとなればなおさらですね はじめて星座を 目にしたひとは どんなことを思ってその人差し指を伸ばして 夜空の点を結んだでしょう 僕はいわばそういう人間のプリミティブな気持ちを 詩という型で書いてみようとしているような気がします
0三浦さんから宿題をもらった ポエム形式でかっこいい作品で書けとのこと がんばるね!!
0その本読んでみたいなあ なんて本か教えてもらえないでしょうか? 引き算がんばります ありがとうございます ごろさん
0そうですねえ 沙一さん 僕のなかでの詩情の深化が足りなかったのかなと思いました 即興で書くのに向くテーマとそうでないテーマがある そんな風に思いました みんなにみていただいてよかった ありがとうございます!!
0なるほど わたくし と 人をいくつか置換してみたほうが綺麗になることに気づきました 僕はいつもタイトルが下手なんですよね というか詩全般の技術がない? なんも思いつかないことばっかりですよ でもがんばります お読みくださってありがとうございました 仲程さん
0古くからのネッ友の黒髪さんにそんな風に言ってもらえてると大変励みになります! お互い清く正しくうつくしく生きたいものですね ありがとうございました
0ありがとうございます 葉月さん なんか改めて読み返してみると着地がダサいんですよね 言い過ぎてる 関係ないけど人間が何かを理解するときってのは 星座を見つけるような感じなんじゃないかなって思うことがあります 星はもうみえてるんだけどそれはただ目に入ってるだけで ずっとそこにあるのに気づかない しかしある契機で点と点が灯って 像を結ぶ それが知性というファンクション 言葉のそれなんじゃないかなあって思います 馬鹿なんで考えるときに大変苦労します というかキチンと考えられないんですよね なにか契機みたいなものがないと
0まりもさんってときどき占い師みたいですよね なんでそんなこと知ってるの?みたいな 僕真面目に読んだことあるのってみやけんとたにしゅんくらいなんですよね 宮沢賢治の詩集またよんでみよ しかし作品とてもお上手で感心しました さすが! 僕こういういかにも詩的なのって書けないんですよね どこか散文みたいになっちゃう しかるべきインプットいがいのものをインプットしてきたからかな? まあただセンスがないだけですね 笑 押忍次もがんばるっす
0BRまじsage機能欲しい 返信おそくてごめんねこ
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