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屋根の眼中
懐いて来るタラちゃんから 匂って来る魚臭 既にキーツを殴ろうとする タラちゃんを抑え込むと タラちゃんは笑ってうずくまった 校舎を一人で占め始めた ヨモギちゃんがタラちゃんを誘っている 校舎が壊れるほど 巨大化したヨモギちゃんに タラちゃんが籠絡される心配はなかった 分かる物は流れて行き 分からないものは屋根となって 動かなくなって 紅葉した楓の様に 真っ赤になって タラちゃんとヨモギちゃんを 見下ろしていた キーツの精神的な危機は見過ごされがちで 屋根の眼中にはなかった
屋根の眼中 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 923.5
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2022-12-31
コメント日時 2023-01-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
眩暈がします。 こんな言葉の羅列があるのかと驚愕してしまいます。 素敵です。
1新年なので新しい気持ちでエイクピア作品に挑戦です。エイクピアさんの作品は全部読もうとしたらわからないのですが屋根について。 わからないものは屋根になったというのは、貧乏神のことですね? あれは何だったのだろうという思い出の繰り返しで、家が経年する。家が経年すると、なんだか恐ろしい場所のような気がしてくる。そして、自分以外のなにかが住まう、神聖な場所のように思えてくる。うるさい場所ってにぎやかな神様がいるんですよ。反対に、山に登れば恐ろしい感じがすると思いますが、静かな場所には静かな神様がいるんですよ。 タラちゃんがお魚のにおいがすると指摘する、そういう人って事実には強い興味を持っているが、その効果は結構どうでも良い。政治には自分の流儀で関わりたいと考える。そういう人って周りの環境に流されないから、事実に気が付く能力がある。だから家の神様に気が付く。
1鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、そして好評を有難う御座います。タラちゃんと言えば魚、ヨモギちゃんと言えば植物ぐらいの認識ですが、ヨモギちゃんがタラちゃんをたし込むとは不届きなのかもしれませんが、詩を活性化したくてヨモギちゃんにはあえて悪女と言う設定で通しました。
1いすきさんコメントを有難う御座います。貧乏神ですか。ああ、遠野市や釜石市など、遠野物語を想起します。座敷童など有名かもしれませんが、柳田国男、折口忍など、民話の世界と言うのか、民俗学の事が念頭にあったのかもしれません。家が擬人化されたり、経年劣化と言うのは、ちょっとしたプレッシャーで、しゃれた事を考えたくなるものです。「わからなさ」と言うのも克服したいような、いい感じで残しておきたいようなそんな感じもします。家の神様ですね。自分たちの類的本質を疎外しているだけなのかもしれません。何か意味や物語的な意味を持つ事を恐れて晦渋化する、韜晦趣味に陥るのかもしれませんが、分かり易くしたいと言う欲望は有ります。神聖な場所と言うと却って庭とかヴェランダの方が、共用物、共用地と言う観点から、神聖度が増すのかもしれません。
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