さくらさんといっしょ - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

さくらさんといっしょ    

  これから 冬だというのに 桜が 咲いた これから 夏だというのに 桜が 咲いたことがあった あれは あの子が 逝ったとき 海のにおいのする 桜の木 頬に流れる生まれ故郷の呼吸 あの子も私も 海の忘れ形見 桜は それを思い出させようと 砂漠の中で さくらがさいた 私は 海の忘れ形見 私には 私の深海がある 私には 私の浅瀬がある もしも 浅瀬に 来てくれる人があれば ただただ笑って (あなたも 海の忘れ形見なのですね)と ことばにできない ほほえみで ふたりいっしょに そよかぜになろう



さくらさんといっしょ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1146.4
お気に入り数: 2
投票数   : 1
ポイント数 : 21

作成日時 2022-11-11
コメント日時 2022-12-18
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/17現在)投稿後10日間
叙情性55
前衛性11
可読性44
エンタメ33
技巧33
音韻22
構成33
総合ポイント2121
 平均値  中央値 
叙情性55
前衛性11
可読性44
 エンタメ33
技巧33
音韻22
構成33
総合2121
閲覧指数:1146.4
2025/04/17 11時52分29秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

さくらさんといっしょ コメントセクション

コメント数(2)
YUMENOKENZI
作品へ
(2022-11-11)

るるさん こんばんは。 るるさんの家の庭には桜の木があるのでしょうか... やさしい海の香りを連れて、あなたに会いたかったあの子が、るるさんの今に、どんなことしても会いに来てくれたんだなと、そんな優しく不思議な映像が目に浮かびました。 とても好きです、この詩。

0
黒髪
作品へ
(2022-12-18)

桜と海と砂漠、いろんな風景が一つになり、意外なつながりに読者であるこちらも忘れがたいなあと再発見というのでしょうか、させられます。忘れ形見が掛け言葉だと辞書を引いて知りました。こんな見方をされる人の心はまあなんとロマンチックなのだろうとほれぼれします。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 2