目覚めた朝は無痛覚だ
「何も無い」が私の周りを浮かんでいる
朝ご飯の匂いにつられ貴方の元へ
一歩一歩進んでいく
一杯のコーヒーと焼けたパンにマーマレードのジャム
美味しそうだねと君に言えば焼いただけと零す、その苦笑いは何となくだろうか
何となくでも私は好きなんだ
指先に篭もる力が足りないね、ジャムの蓋が開かない
瞬きするとそれは消えていて、
はい、と小瓶を渡してくれた君がいた
「マーマレード好きだった?」と疑問を口にすれば君は眉を寄せて笑っていた
灰に消えていた私を取り戻してくれる君
貴方がいてくれるだけで救われるんだ
ただ君は君であって
私が私で居られるように
死んだ様に眠るあなた
キラキラと砂みたいに戻れなくなるかもと
ふと不安になる夜があるのです
それは僕だけが感じる夜
貴方の生きるに僕が入っている
そう思うと嬉しくなる、けど時々苦しむ貴方を見るとどうしても苦しくなるんだ
僕はただあなたの傍にいるよ、
僕の臆病さはどんなに勇気があっても隠しきれない
あなたはそんな僕を好きだと言った、窮しない所だと
辞書を引けばなんとなく嬉しかった
僕は強くなるんだ、強くなって貴方を守りたい
憧れる存在で大切な人、だけど繊細で脆い
僕はそんなあなたが好きなんだ。
ただあなたはあなたであって
僕が僕で居られるように
作品データ
コメント数 : 1
P V 数 : 309.3
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作成日時 2024-10-29
コメント日時 2024-11-11
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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2024/11/23 19時16分17秒現在
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https://youtu.be/y4vzWSzNqZ0?si=SFh739UM5qXTJf7y こういう歌もぼくは好きです。この作品もこの作品である瞬間なのかもしれないっす。
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