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自由、私もそこを出ることはない。
私は夜が溶ける前の綴りを知らない 性のように それが二つに分かれるまで 瞼の無い秘密が隠されて 完成した我々の名前は少し縮む それらの餌の休日に (覆面をまぶした引力も 私という夜を繰り返している) 手縫いされた奇数の真ん中で 彼女は子供達を追うフリをする けれどそれは私には見えない 人間性とは矛盾のことだ 群衆を一枚剥ぐと窓がある それは一対の波があなたを探した跡である 都市を飼うようにゆっくりと 子供達がその血を憎む代わりに 彼女の嘘が制服を着ているなら 私もまた私とは言えない 記憶の外の熱帯へ麻酔をかける そして私達 靴を揃えるように 永遠の半分夢を観る 私とあなたの表面は濡れている 簡単な合図が欲しい 塹壕の中にはもう誰も居ない その為に心臓は動いている そういうものが欲しい 新兵がトランプで死体を洗っている いつか天国に着いたら家族へ手紙を書く為に つまり今は待っているだけでいい それが過ぎていくのを 一通の海岸線 その休日の剥製を裸足で駆けてゆく 重力が天国に沿って切り取られていくように 翻訳される口づけ それを媒介に雨が拡がってゆく そんな風に夏が終わったら 魚はもっと深く潜れたのかも知れない 互い違いの蜃気楼の中で 半分だけのゴール 負けはあってもかちの無い戦い 彼は私の中心に存在する以外の役割をもたない そういうのは自分が産まれている時よくわかる 乾涸びた誘惑の一つの嘘として それは彼女の名前に鍵がかかっていたのに似て 歓声は無くただ噂だけが動物達を捕まえていた
自由、私もそこを出ることはない。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1102.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 4
作成日時 2022-09-08
コメント日時 2022-10-08
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 4 | 4 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 4 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
久しぶりやね。 前に意味とか取っ払ってセンスで書いてるって前に言ってたよね。 その時に、ファンになったよね。 皆ね、意味込めないと自分の詩に自信が持てないんだと思う。 伝えたい事を込める病気の人達に勝ち続けて欲しいと勝手に思っている。
0真面目さが貫かれていて、そして、少しだけ切なかった。
0コメントありがとうございます? そうですね、こういうのはもう時代ではないのかもですね?まあでもオナるの好きだし今の感じも自分的にはまだ気に入ってるのでとりあえずこの感じで継続します?
0お久しぶりです? コメントありがとうございます? とりあえず久しぶりに書いてみました!
0コメントありがとうございます? 多分自分の元々の気質?なんですかね〜?
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