その時、愛を知るでしょう

君たちは、精神病院の患者や引きこもりのおっさんとかを見た時に感じたことはないだろうか。私は彼らの目を見た時に、ふと、彼らの前世の業というのを感じることがある。彼らの目に、魂のあがき、魂の苦闘を見て取るのだ。引きこもり、ネットばかりしているせいで、相貌が衰えて、昼間は奇声を発したりする弟が、電気も消さずに寝てたので、電気を消しに行ったとき、そう思った。私は、何か直観したのだ。それは、焦りのようで、焦りではなく、重度障害の寝たきりの人が、表情はほとんどないのに、その表情は何か語ってるかのようだった。君は、殺されて肉にされる時、牛や豚が感づいていやがるのを聞いたことがあるか？君たちは、そういった微細な現象を、無視しすぎてる。もっとかぼそき声に敏感になれ。逃げないでください。映画館や寺院やネットに逃げないでください。気難しく会社に通うサラリーマン、セックス嫌いで金好きの女の子、偉そうな上司、そういった人生にありのままに直面してください。その時、あなたは愛を知るでしょう。考えてください。自分の頭で見出してください。どうしてこの人は、セックスが嫌いなのかな？どうして、この人は偉そうなのかな？どうしてこの人は生き生きしてないのかな？あなたが愛だと思ってたものは嘘で、実は幻想かもしれません。それをおいて新しい世界へ踏み出してください。情熱はあなたをどこに連れていくかわからない。

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作品データ

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作成日時 2022-08-09
コメント日時 2022-08-10

#現代詩