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雷光
夜、雷の音が聞こえてきて 気づいた こんな時間まで 洗濯物をなおすのを忘れていた ベランダに出ると 雷光がまっすぐ 私の目に刺さったから びっくりして 動けなくなってしまった ザーーーッと雨が降ってきたから 両手を出してみたら 掌や腕にはそこまで雨が 当たってこなかった 私1人だけには そこまで 何も与えていないのに 私はただ音を聞いただけで 大変だって大騒ぎしていた 空を見た人だけが あの光の強さに釘付けにされる 音よりも早く まっすぐに釘付けにされる
雷光 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 774.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2022-07-08
コメント日時 2022-07-09
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
衝撃。衝撃の余韻。緩和されていく困惑。雷と降っているのに、自分にはさほどあたらない雨。この二つによって描き出される、大きな出来事と自分の距離。そして空無。 空を見た人とは故人に近しい人かそれとも恩恵を受けた人か。はたまた事件を間近に見た人か。 日常とは時に残酷です。僕らを深層へと誘い出す大事なことの一つから、些末な患いや考え事、悩み事に引き戻してしまう。時に多くのことを忘れるよう促す場合もある。 しかし2022年(令和4年)7月8日は多くの日本人にとって忘れられない日になることでしょう。
1コメントありがとうございます。いつもは気にならないことが気になり、長い間ベランダにいて、色々と考えていました。結果的に何かをまっすぐ見ることは私には向いていませんでした。だからといって、音だけ聞いてそれだけで判断してはいけないのだということもわかりました。
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