豚に幸せそうな微笑みを繰れている、
鼠の非礼に高潔な精髄を添えて、
紳士足る豚は餌を喰らって叫び、
豚の品格を返礼するので有る。
鼠は良きものを観ていると豚は思って、
想像を求める欲の満ち溢れている、
気配を伺い知りながらも鼠は、
生命が反芻する世界を見ても、
信用等は皆無の浅はか成る小物類よ。
赴きに従いたいと降伏させている、
妄想の中で自分を見つけられる事なし、
愚かな鼠の残念を豚はまた嘆き叫び。
青空の下で心を濁さない様な、
豚の群像を忘れてしまう時、
鼠は最も無様な姿で生きていると、
来る日も豚は思いを鼠に捧げている。
心の美を信じて疑わない豚の悲哀を、
皆は慈しんで、
無垢な鼠の心の隙を赦そうと、
豚の名誉と寛容を讃えた気品を喜び、
誠の醜さとは誰をも見下す非礼と嘆く、
豚真実一路の光明を見る私の姿。
作品データ
コメント数 : 2
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作成日時 2022-05-19
コメント日時 2022-05-20
#現代詩
#縦書き
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2024/11/21 21時09分03秒現在
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ユニークな登場者の仮面を剥ぎ取って、詩を読みたいと思い、"豚" を "貴方"に、"鼠"を "私"と置き換えて、読んでみたら... とても純粋な気持ちを見つけた気がした。
0なるほど、筆者はこの作品を書く時、そういう主観的な意識を、あまり働かせておりませんでした。貴重なご意見ありがとうございます。 生物多様性が騒がれて久しい日々です。違う生き物で有る以上、互いを理解する事は誠に難しいです。互いの情念の赴きだけの生活では、生命を尊重し、生きる事は出来ませんよね。人間同士もしかりです。筆を進めながら、そんな事を考えていました。
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