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不朽の「名作」
君の心臓からクチナシの花が咲いた。だから君の体も、君の存在も朽ちることはこれから先ない。蕾が綻ぶ前の姿だけが、人々の記憶という写真に一瞬影を落とす。本当のことは誰も知らないままで。
不朽の「名作」 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 812.4
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 4
作成日時 2022-04-26
コメント日時 2022-04-27
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 4 | 4 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 4 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
君という名作の語り口が閉じられて永遠に語られる作品になったってことは、作者としては「勝ち」だなと思いました。クチナシは実をほじったら納豆のようなかぼちゃのような感じだけ覚えていて花が思い出せませんでした。
0この形式、良いと思います。ともすればTwitterのポエミーなつぶやきのように陳腐になりがちなところを、物語性と言葉選びの絶妙なバランスで整った状態まで引き上げていると思います。これはこれで完成している一方、例えばこの程度の分量のものを3つほど重ねてみれば、また別の立体性が出てきたりするのかしら。
0生きている時に死へと焼き付いた花束から、酸化しつつあるデッサンまでの吐息。
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