現実はいつだって残酷だ
幸せを分かち合う裏に必ず闇があるのだから
現実はいつだって理不尽だ
仲間のうち一人だけ冷たい空気を送られるのだから
現実はなんだってレプリカだ
友情、愛情何もかも本物を探せば探すほど偽でしかなくなるのだから。
神は私達に意地悪ばかりしている、きっと私達に試練を与えるというゲームとやらをしているのだろう。
こんな人生あんまりだ、下を向いては泣いている毎日なんて早く終わらせてしまえと少年達はキーボードを叩き鳴らし文字に起こす
あれらは彼らの叫び、誰にも届かないから
公に叫びつづける他救われることはない。
精一杯の言葉なんだ、彼らも同じ人間なんだ。
私もその一員であり、今も嘆き這いつくばる。
そんなとき私は『おかれたばしょで咲きなさい』
という言葉を思い出す。
人間は誰だって、種を持っている
綺麗な花を咲かせられる種、バカバカしいかもしれない。
でも私は彼らにも私自身にも、生きている人間全員にそう思う。諦めなければきっと幸せになれる、努力が報われる、夢が叶う、救済される。
直に嵐は去るという言葉があるのだから。
それがどんな形であっても
望むような幸せではなくても
必ずどこかで。
黒雲の空に太陽光が照るちぐはぐな空を眺めながら、私はこの言葉達を届けたい。
誰かたった一人にでも、この言葉が届きますように
作品データ
コメント数 : 5
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作成日時 2022-04-23
コメント日時 2022-04-26
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2024/11/21 20時42分59秒現在
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「黒雲の空に太陽光が照るちぐはぐな空」がこの詩全体の印象そのものだなと思いました。美しい光景が目に浮かんできました。 必ず幸せになれるのか、努力は報われるのか、夢は叶うのか、救済されるのかはわかりませんが、こういうことを言ってくださるのって大事です。 ありがとうございます。
0「神はいるかもしれないが、私には関係のない物だ」 とあるスリランカの僧侶がこんな事を言っていましたね。 種、芽吹ける状態でなければどうすればよいのか。 3000年待った蓮の花のように待てと言うのか。 摺りつぶされ飲み込まれた種は、何なのか。 とは言え、そんな種の分まで >公に叫びつづける他救われることはない。 という事かもしれません。 自分もまただから詩を書くと言う面はあるので。 即興で川柳を、返詩として。 咲かずとも 届け言葉よ 光あれ
0現実についての認識が三つほど述べられていますが、その内容が良く、共感できました。 >黒雲の空に太陽光が照るちぐはぐな空を眺めながら、私はこの言葉達を届けたい。 この箇所が、昔小学校で、教室で「贈る言葉」を歌っていた時の夕暮れ雲を思い出して、 とても共感しました。
0置かれた場所で咲きなさいは、渡辺和子氏の言葉だったかと思います。効果的な意味を持つと思いました。
0自分が今、暗い中にいて、周りのこともめんどくさくなってるので、とても共感しました。 希望の言葉届きました。
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