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あの世
膕がカルデラのようで そこに酒を溢して啜りたいだけの女と一緒にいる 困った事に俺の掻きむしった同じところを舐めて回すじゃないか 何か食べ物のアレルギーだよって言うけど酒だよ 俺もお前も 俺はお前を不憫に思うよ 逆さで寝て俺の膕に顔を押し付ける 俺はというと映画は観れるし酒を飲むのを止める手もないから案外悪くない お前はいかれた猫のようで、お前が寝言を言う頃、手のチーズの匂いを拭い、そのティッシュで膕を拭く お前の鼻に持っていき呼吸を乱し、ひと笑いして乾き、また運び、お前の布団を半分引き寄せ映画の続きを観る ろくに覚えてないから巻き戻し、少し前の感情に名前をつけることも忘れ映画をただ見る 120分のルールを忘れ 昨日も見た気がする そうしてやがてお前すらも忘れるだろうが、ブラントンを飲む度その膕は思い出すだろう なんて虚しく贅沢な様 忘れることをまだ覚えてる
あの世 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 733.5
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2022-04-10
コメント日時 2022-04-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
なんだか、どう解釈したらいいのか、とてもわかりませんでした。ものすごく難しいことが書いてある気がします。たぶん宮田さんは凄く頭のいい人なんだろうな、と思いました。ブラントンと膕が、凄く印象に残りました。かっこいいと思います。
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