突然詩を書けと呼び起こされて
逃げ込んだ提灯の中、火を見つめている
とってもいい部屋のとってもいい町で
穏やかに流れる生活の暖流と
それを浴びながら思い返す過去の温度
隣のサリーは心労に苛まれていて
抱き枕に顔が無い理由が分かったような気がした
生まれつき私の右側にある傷の名を
明日こそ母に聞いてみよう
忘れないように
忘れないように
ありえない速度で席巻する宇宙人と
目を合わせないように眠る夜 月 空白地帯
美しいものを書きたかった訳でも無く
ただ美しいものになりたかった
密かに滾る夢はビーカーの目盛りを抜けて
洪水のように溢れ出した色々の景色が
電車の窓に映っては駆け抜けていった幕開け
春はすぐそこにあると感じさせるような
温かな色彩と滲む涙はまるで再会のような愛
もし色になれるなら水色になりたいと
ぼんやり考えながら揺られた京王線
慣性の法則は可愛くて
小さな声でごめんなさいて言う
詩が題名よりも私に似ていること
頭の片隅に置いといて
それ以外の容量は全部、私に託してみませんか
そうしたら忘れてもいいから
1日3回、美味しいって言って笑って
「言葉の置き換え、言葉の省略、ただそれだけなんです。みんなみんな、好きなようにたいらげてくれるし、いいんじゃないですか?だめですか?」
判決:有罪
解読不能な微笑み
変わってゆくことの悲しみ→喜び→悲しみ
来ない生理 来ない愛情 だが来ない永遠
来ない人間 来ない罪悪 来ない時間
来ない感動
来ない終点
はじめまして。この度は数々の恐れ多いお言葉をありがとうございます。いかんせん褒められた経験があまりないものでして、嬉しさに震える心持ちでございます。「ほんとうに。」なんて念を押されてしまった時には胸が潰れるかと思いました笑 私自身、確かに音楽を愛好している節がありますため、そのような心地良さを与えられたことはとても光栄です。日々触れているものが意図せずとも潜在的に響いてくることはとても興味深いですね。 また、「美しいものになりたかった」の部分のみ置き換えずに書くことで心情が素直に伝わったのも嬉しかったです。 この詩を読んで下さり、本当にありがとうございました。
1室町礼さん、おはようございます。この度はコメントをありがとうございます。「なんかいい」は、私の理想でもありますので喜んでしまいました。「言葉の置き換え〜」の部分を載せるにあたり、なんだか暗黙に詩を書く中で明言してはいけないもののような怖さもありましたが、共感して下さったことで載せて良かったと思えました。私も全ての言葉は詩になり得る、つまり意味を表すというだけではなく、それぞれの情緒を内包していると思います。また、違った言葉でも共通点があるからこそ置き換えも出来るのだと思います。言葉を、よく慎重に見つめたいものです。 改めて私の詩を読んで下さり、ありがとうございました。
0選択なさる語彙が書き手の生活圏と思惟の範囲を予想できてしまった。 作品からある種の匂いが漂うこと への好悪は分かれると思う。 しかし匂いというのは生理的嫌悪を齎しやすいと思う。 なのでそれを少しだけでも隠すことが必要かと。 「私」の日常を描く作品でも、それは気をつけたいと私自身も注意することにした。
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