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Oh !JOHNNY
君が僕の家に来たのは僕が7歳の夏だった 沢山動物見てきたけど君が一番可愛かった ある日誰かに悪戯されたのか 君の眼に傷がついてるの見つけて 僕が自分でやったと思い込み 悲しくて自分の片眼潰そうと思ったよ どうしてそんな眼をしているの どうしてそんな傷がついてるの どうしてそんな悲しい声で吠えるの どうしてそんな僕を見つめるの あれから少し時がたち 僕も君にかまってあげられなくなった 学校もあったし虐められてたし それでも君の眼の傷はずっと気がかりだった あれから僕も歳をとり 君の吠える声がウザったかった 君を激しく叱りつけては 犬小屋蹴っ飛ばした それでも君は吠えるんだ 子供部屋まで聴こえてくるんだ レコードを聞いていても テレビゲームやっていても あれからいくつもの月日が流れ 僕も重い病気にかかり 君も歳をとり死んでしまった 家が静かになった 静かになった部屋の中で 君の眼の傷思い出したんだ ベッドの中でうずくまっていたら 君の眼の傷思い出したんだ 君は知っていたんだね 僕がやったんじゃないってこと だから吠え続けてくれてたんだね 僕じゃないこと教えるために 僕を愛してくれていたんだね! 僕じゃなかったんだね! Oh!僕のJohnny!
Oh !JOHNNY ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1513.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2022-03-07
コメント日時 2022-03-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 2 | 0 |
構成 | 2 | 0 |
総合ポイント | 7 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 2 | 2 |
総合 | 7 | 7 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
二十年間、生きていた雑種の飼い犬との実際にあった出来事です。随分、悩んで生活していました。自分も飼い犬も。
1ところどころでてにをはを抜いているのがなんだか少し昔の邦楽のようでノスタルジーに駆られました。ギターで弾き語りなんかしたらかなりいい感じだと思います。語られていることが美しいので、語り口は多少素朴でも胸に迫るものを感じましたね。
1コメントありがとうございます。雑種でしたが、感受性の豊かな犬で、とにかく長生きした犬でした。片眼に傷がついている愛犬を見た時、幼心に苦しみました。自分自身の片方の目をえぐりたくなるほど罪の意識に駆られました。愛犬が亡くなり家が静かになった時本当の事実がわかりました。静寂がどれだけ大切か、愛は静けさの中で解るのだと今になって思っています。
0なんだかとても悲しくて切ない詩だと感じました。 Johnnyさんのご冥福をお祈り申し上げます。 そして、投稿主のご病気が早く感知されることを祈ります。
0命あるものは幸いだ この愛を越えてゆきなさい この時を越えてゆきなさい この悲しみを越えてゆきなさい 命あるもののうちに数えられているのなら幸いだ この僕の屍を踏みにじっても 生きていきなさい 愛は静寂になるまですべてを悟って堪え忍んだのだから 愛はすべてを堪え忍ぶ
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