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深夜の厨房
ここにいてはいけないのか ここから出て行って欲しいのか ここにいられると困るのか それらを全部で出て行けと言われるのか 誰も来ない夜なんて時間は 高名で年老いた魔術師にだけ 与えるのを許されたものだし ちんぴらみたいな客は御免被りたいが 簡単なパウンドケーキから行こう 湯加減は茶の湯じゃなくても大事だ 鶏を一羽絞めて丸裸にして 鬼婆を起こす前に食器の配膳をする 何につけ君らは分からないと呟くが ここでも皆同じように沈黙している この森は世界の中心にある そう信じた神が祀られている 世界の中心には何もない 鬱蒼と茂る森が果て無く続くだけ 川のせせらぎと鳥達の鳴き声 下生えを踏みしだいて行く先は 名前を知らない旅の者の墓 ここにいたかったのか ここから出て行きたくないのか ここにいると楽しいのか 俺たちにも知って欲しいのか ただ月と星の位置だけを 寸分違わずに繋げた所に扉がある もっともその線はでたらめで 死んだ星の光さえ混じるのだが 幽世と呼んだその先に何があるか
深夜の厨房 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1007.7
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2021-10-24
コメント日時 2021-10-28
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
近寄り難い雰囲気がかっこいいです、実際には誰も出てこないのが孤独でした。
0コメント有難うございます。 作者と、読み手だけの世界ですね。 今度何人か登場人物を増やしてみようかな、と思いました。 それはそれで楽しそうなので。自分が、で申し訳ないのですが。
0コメント有難うございます。 半端な知識を持て余し、勢いで書きました。 詩作というか、妄想かも。 仕事に出来るだけで尊敬します、私は現実には何にも出来ません。
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