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トラワレ
雪が白さから治る日がこないように 私は人間からなおる日はこないのだろう 探し出した言葉はいつもはらりと焼け落ちてゆく 空気を震わすことを野花が笑っている気がする 女子高生という付加価値をはやく捨てたくて 制服の意味とか考えたりしてみた くるしみを大人になすべく 確かなツラサを積み立てた 絶望は妄想だと言い聞かせ 今日を生き抜くことだけを考える
トラワレ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1330.6
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-09-19
コメント日時 2021-09-21
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
人間はある環境下で「エネルギー的に優位」な状態へ向かって自発的に形成される意思なき物理過程が生む多少複雑な結晶に過ぎないと思う日があります。 ようするに雪って人間っぽいんですよね。 そう思う人いるんだって思いました。 今日を生き抜きぬいてやるという決心には、しかし時として理不尽な神のさばきが下るという、そういうことを考えています。
0治る、と言うことは、 元の通りになる、ということですよね。 雪は元々、何色だったんでしょう、 私は元々、なんだったんでしょう、 そういうことを考えました。 以前、別の方の作品で、 みずからを金魚に例えて、 「赤いことは罪でしたか 金魚は生きることが苦しかった」 という一節に感銘を受けたことがあります。 現在の自分に罪の意識や、病の気を感じることは苦しいことですが、 制服のくだりや、最終行で現実と向き合う姿勢があることが救いだと感じました。
0本当に女子高生なのかが気になるところですが、饒舌で分かりやすかったです。なりたい人物になるのが人生の本当の目標だ、と聞いたことがあります。
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