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線香花火
笑い声を溶かした夏夜の風に、 線香花火が揺れていた。 燈火が照らしたあなたの髪は、 シャンプーの香りを連れてきた。 秋を溶かした夏夜の風に、 線香花火が揺れていた。 燈火が照らした石畳を、 私はそっと、撫でてみる。 ひどく小さな太陽を、 あなたは夜に浮かべていた。 いくつもいくつも、昇り、沈みを繰り返す。 夜に溶けゆく火花さえ、 どこかに仕舞っていたかった。 最後に残る一本は、 夏の残り時間を示して、 灯りの消えた静かな夜に、 秋夜の風が吹いていた。
線香花火 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 700.2
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ポイント数 : 0
作成日時 2021-09-18
コメント日時 2021-09-18
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「ひどく小さな太陽」がまさに夏の終わりのようで好きです。
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