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見解たち
ないより まし ないと思えばあるんだからいいじゃない と たまに そんな一つの見解に叩き起こされる 確かに ないよりあるほうが まし の事や物のほうが多い もやもやした気持ち 首縊りたくなる衝動 途方にくれた朝方 ないよりましだった だけど反対に そもそもない という 見解もいて誘惑してくる まだ寝てなさいよ と 甘い声で ないより まし も そもそもない も ないということが鍵であるのは間違いない ないより まし でも そもそもない でもない ないならないほうがいい ということがないか点検して その見解と添い寝する 泣き落としの オチみたいな見解も現れて そいつは 新聞配達人のように すぐにいなくなった ポカンとして どんどん たくさん 日が暮れる
見解たち ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 764.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-10-01
コメント日時 2017-10-03
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
一連目、せっかくユニークなリズムで始まったのだから、二連目も 〈の事や物のほうが多い〉を 〈の 事や物 のほうが多い〉 なんて形に改行しても面白かったかもしれない、と思いました。リズムの反復。 〈見解もいて誘惑してくる〉いて、というのが楽しいですね。無数の「見解」が心の中の会議室に集まっていて、ああでもない、こうでもない、と円卓を叩いて議論している感じ。 〈ないより まし〉から始まる連、改行の仕方もあって、詩行の進行がゆっくりになるわけですが、それゆえに、この二連で同様の言葉を重ねていくのは、少し冗漫な印象を受けてしまうような気もします。 〈ないより まし~鍵であるのは間違いない〉ここの、自己断定というのか、自己判断の部分を隠して、次の〈ないより まし~その見解と添い寝する〉というユーモアあふれる比喩の連を続けるのはどうだろう、と思いました。 〈どんどん たくさん 日が暮れる〉この部分のリズムも、いかにも秋の日は釣瓶落し、そのスピーディーな感じが出ていて、いいですね。
0内容と言うよりも 俺は書けるぞという強さが伝わってきて、 気になって何度も読み返しました。
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