心がわきたつ、身体はぜる、人、一人、道、満ちて、のち、晴れて、手合わせたノリ、祈り、命、陽を見る日、
ないてもさ、わらってもさ、生きていく、生きる意味証明していく、消灯した部屋のなか、応答する声はまだ、照応する人もいない、誰も知らない明日を今、
ふれた朝にふるえた心が、雨さえ降るわけもなく、ふるうよ、信じる思いを手にふるんだ、手をふって別れた昨日から、再会の約束をはたす今日へ、境界にたつ教会は、協会からはなれて、協議するような教義は、もういらない、君さえいればいい、たとえるなら、夕暮の教室の温度、
壊して、しまって、もう終わらせよう、傷つくような相対性関係、伸ばした手にながす藍は、君とつなぐために、いくつもの夜をぬけて、伸ばしつづけた、だから今、君と今、出逢えたんだ、幾星霜の夜のはて、ほんの一瞬の邂逅、それは生きてきた解答、それでもう、歩いていける、どこまでだっていけるよ、明けていく、この世界の底から。
作品データ
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作成日時 2021-07-11
コメント日時 2021-08-12
#現代詩
#縦書き
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2024/11/21 20時10分25秒現在
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現代詩手帖7月号に掲載されなかったものです。
0言葉がスラスラ入ってきてリズミカルで、面白かったです。
0トラ丸さん、ありがとうございます。 気づくのが遅れました。 おもしろかった。 一人にでもそう言っていただけてよかったです。 ありがとうございました。
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