マル:サンカク:シカク;バツ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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マル:サンカク:シカク;バツ    

算数の◯つけるだけでいいのね? 国語は? カタカナ△は? じゃ 後は鉛筆削り△だけでいいのね? ってため息混じりなおかあさんの 声▽がする通り掛りマンション□ のエントランスから複数の足音と 気配がする背後にふいに他所様の 生活が入り込む×晩の虫の鳴く声 の陰で死角□になる速度を緩めて 通過する自動車◯×4のライト◯ と交差×する竹刀を背負った少年 の自転車◯×2のライト◯または ブレーキ音△が増幅×される頭◯ の耳の奥の空洞◯でオナカスイタ が鳴ってはカタカナ△のプラス+ チック製のチープさでカラカラと 響くからからっぽ◯の胃とともに 重力など忘れさせてよかるく軽く かるくなる掲げられた言葉=漢字 は記号なの? まさか◯△□×! 日本の識字率が低下傾向にあるの は本当ですか。それなら遠い未来 には広告から漢字が消え去る日も くるのでしょうか。繁華街に立ち 並ぶビルというビルには氾濫する 文字の山。「:」と「;」の使い 分けさえできないのかと罵られる 私、には日本語など書けない、の 意味。伝わる/わらないロジック を違える君に。真摯に向き合って いるかと自らに問えよ共通言語。


マル:サンカク:シカク;バツ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 976.2
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-09-26
コメント日時 2017-09-29
項目全期間(2025/04/09現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:976.2
2025/04/09 10時06分55秒現在
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    作品に書かれた推薦文

マル:サンカク:シカク;バツ コメントセクション

コメント数(3)
こうだたけみ
(2017-09-26)

花緒さん、コメントありがとうございます。 高水準なんてもったいないお言葉をありがとうございます。 身近な人間にこれを読んでもらったところ、「こんな学級委員長の書く詩なんて誰もおもしろがらないよ」的なことを言われたので、まだまだ修行が足りないようです。でも、投稿しちゃったけど!

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まりも
(2017-09-29)

まる、さんかく、しかく、ばつ・・・いったいこの作品は、どのように「朗読」されるものなのだろう、と興味津々です。記号が「表意文字」になったり「表音文字」になったりする、変幻自在ぶりが楽しいですね。 言葉は、意味を伝えるもの、なのか。記号、なのか、道具、なのか・・・もしかして、遊び道具なんじゃないか。 音を記号で表そう、この発明が、いったい、いつ頃、なぜ、どうして、生まれたのか・・・音が言葉となった、その時も含めて・・・答えの出ない問い。 「共通言語」でしか語れない、非共通の感覚。それを〈自らに問えよ〉と告げる、おまえたちにも問うよ、と告げる。 それが詩、なのさ。詩って、知ってる?(失礼、しました。)

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こうだたけみ
(2017-09-29)

まりもさん、コメントありがとうございます。 「まだ一肌脱ぐ気はない詩って知っていますか人肌やわ肌鮫肌もち肌/粟の立つ肌……」と書いたことがあるのを思い出しました。とうにやらかしております! 笑。 さて、この詩は残念ながら、記号は無視して普通に読むつもりでおりました。ご期待に添えずごめんなさい。リズムを大事にするあまり妙な節付きで朗読する詩を書いたりはするのですが……。 ところで、まりもさんが解釈すると、なんだか急にかっこいい感じになりますね。私にはこの形でしか表せないからこうして構築して提示するのだけれど、誰かの手で解体され再構築されていくのを見るのはとてもおもしろい体験だなと思います。

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投稿作品数: 1