朝焼けを噛み - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

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それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

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運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

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誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

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きょこち(久遠恭子)

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居場所をありがとう。

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

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朝焼けを噛み    

コーヒーゼリーの日々から、 オレンジゼリーの日々へ、変質したあの日 オレンジの、その果肉を口にした僕は、 たぶん、もう、もどれない 型に流してもあふれでる オレンジの衝動は 日常を隙間なく埋め満たすほど 閉じたまぶたからだってつたうよ 息を吸うたびきらめいて 鮮烈な、オレンジの感覚に 青空が、あまねく青でゆれていて しぼった胸からふきだす、閃光 若草の通勤途中 うずくまって、吐瀉する、あいたい 指をさしいれて剥きだした感情 恋と名づけるにはためらうくらい オレンジゼリー、まるくくり抜き、 炭酸水に放りこむ 泡立つ瞬間 はじける 飛沫はオレンジ色 始まりを照らすほど



朝焼けを噛み ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 11
P V 数 : 1401.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2021-05-31
コメント日時 2021-06-25
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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閲覧指数:1401.4
2024/11/21 20時30分10秒現在
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    作品に書かれた推薦文

朝焼けを噛み コメントセクション

コメント数(11)
stereotype2085
作品へ
(2021-05-31)

苦味のある世界、ドライな感覚から甘く官能的な場所へ、といったイメージでしょうか。恋と呼ぶにはためらうくらい、とオレンジゼリーの日々が形容されているだけに、話者が情愛的な官能性のある経験をし、尚且つ対象を見つけたのかなと想像します。惜しむらくは驚くようなパワーワードがもうひとつなかったことでしょうか。冒頭のゼリーの比喩を超える表現が以降見受けられなかった。炭酸水に放り込む、が辛うじてそれにあたるかなと感じました。

0
トビラ
stereotype2085さんへ
(2021-05-31)

ステレオさん、ありがとうございます。 人からの視点があると自分では見えないところが見えたり、見えづらいところが鮮明に見えるので、ありがたいです。 ご指摘頂いた、パワワードがないというところですが、琴線にふれるところが少ないということだと思います。 この「朝焼けを噛み」は現代詩手帖に投稿した作品で、これから話しをするのは、他の掲載された方の話しになります。 その方の詩が冒頭、「ハレルヤ」の一文で始まるのものなのですが、僕はこの「ハレルヤ」という書きだしを読んだとき、ああ、これはまさしくハレルヤだなと思いました。 ハレルヤはキリスト教の神を賛美する言葉ですが、その方の「ハレルヤ」の一文には、とても強い祈りの念を感じました。 ハレルヤという書きだしに、これから喜ばしいことが始まる祝福感があったんですよ、とても強く。 それはキリスト教という宗教で出力された、尊い感情のように思いました。 ハレルヤという言葉自体は、別段パワワードというカテゴリに属する言葉ではないように思います。 それはありふれているという意味で。 ただ、その方の「ハレルヤ」の書きだしはとても強いんですよ、存在感が。 それは言祝いでいるようにも感じます。 ハレルヤ自体は強い言葉だと思いますが、それと同時に使い方一つで、凡庸な一語にもなりかねません。 それでも、冒頭にボンと置いて、とても引きつけられる一語になっているのは、うまいヘタというより、想いの強さみたいなものがそこに現れているからだと思うのです。 たぶんこの「朝焼けを噛み」という詩は、そういう想いの強さみたいなものが弱いんだと思います。 必ずしも、全ての詩に想いの強さが必要ではないかもしれませんが、この「朝焼けを噛み」という作品には、想いの強さがもっと必要だったんだと思います。 そういうことに気づけました、ありがとうございます。

1
羽田恭
作品へ
(2021-05-31)

>コーヒーゼリーの日々から、 >オレンジゼリーの日々へ、変質したあの日 ここが大変面白い表現ですね。 本文はGreeeeNのオレンジの歌詞を少し彷彿とさせますが、それよりは痛々しい感じがします。

0
トビラ
羽田恭さんへ
(2021-05-31)

羽田さん、ありがとうございます。 いやあ、やっぱり改めてこちらにも投稿してみてよかったです。 最初のゼリーのところは、明確に自分の実感を言葉にしたんですよ。 なんというか、生活とか日常の変化を。 ただ、その後は手癖というか、作品という形にするために書いてしまったのかもしれません。 出だしはよかったのかもしれませんが、その後の書き進めていく方向を間違ったのかなあ。 ワンアイデアと書き慣れた形と言ってもいいかもしれません。 今回の作品が実感の薄い恋愛ものなら、ちょっとというか、けっこうダメかなと思います。 実感の伴わない恋情は書いてもしかたないように思うのですよ、僕は。 うーん、またこの書きだしで書き直してみようかなあ。 そしてそれをまた現代詩手帖に投稿してみても面白いかもしれませんね。 ありがとうございます、書き直すという可能性に気づけました。

0
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2021-06-01)

オレンジゼリーも好きですが、コーヒーゼリーも奥深いものがありますよ。 メーカーによって、ぜんぜん味が異なります。

0
トビラ
田中宏輔さんへ
(2021-06-01)

田中宏輔さん、ありがとうございます。 たしかにそうですね。 メーカーによって、口あたりがさらさらしたものもあれば、ねばり気のあるものもあったりしますね、ついてるミルクもまたそれぞれですし。 力点がオレンジゼリーに寄っていたかもしれません。 もっとコーヒーゼリーも掘り下げてもよかったかもしれませんね。 そのあたりも、ご指摘いただいて気づけました、ありがとうございます。

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楽子
楽子
作品へ
(2021-06-23)

うーん良い 言葉の持つ抽象的なイメージを、 存分に使いきってる ただ反面枠のなかにあるだけにみえ もう少し飛躍がみたい気もする

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勉強します。ありがとうございました。いろいろと迷惑をかけました。
作品へ
(2021-06-23)

こんにちは。 出だしの一文目が面白いと思いました。他は丁寧に書かれている気がして、もっと乱れた文も一つくらい読んでみたかったです。

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トビラ
作品へ
(2021-06-25)

楽子さん、ありがとうございます。 イメージをうまくつなげられたようで、そこはよかったです。 枠にはまった感じというのは、たぶんきれいにまとめようとし過ぎたからだと思います。 「作品」という形にしようと意識し過ぎたかもしれません。

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トビラ
楽子さんへ
(2021-06-25)

上のコメントは楽子さん宛です。

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トビラ
勉強します。ありがとうございました。いろいろと迷惑をかけました。さんへ
(2021-06-25)

不変蟹藻さん、ありがとうございます。 楽子さんのところでも書いたのですが、やっぱりきれいにまとめようというきらいが強かったんだと思います。 きれいにまとめようとするのは、自分の手癖の一つだと思うので、そこも工夫していきたいですね。

0

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投稿作品数: 2