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鳥×鳥
鳴き声は コケコッコウの 出来損ない 桑を下せば 飛び跳ねる鳥 鬱蒼と 茂るその中 暗闇の 恐怖に押され しがみ付く足 飼い主の 心揺れれば 怯え鳥 不死鳥などは 夢のまた夢 炎には 飛びかかれても 炭火焼き やけに腹空く 匂い漂う 冗談も 鳥にかかれば 一大事 飼い主笑って 鳥は羽ばたく 花の蜜 舐めてみる度 癖になり 今や蜜蜂 はたまた蝶々 暗闇は 二度とゴメンと 逃げ回る 剣も持たない 腰抜けの鳥 裏腹に 飼い主ホッと 安堵する 闘う鳥は ただの馬鹿鳥 優しさに 悲しさ溜める 涙鳥 枯れた花にも 心を捧ぐ 翌日の 朝の露には 爽やかさ 弾けるような 炭酸の目覚め 狂おしく 泣いた後には 跡が出来 鳥は一段と 大きく育つ ヒラヒラと 飛び交う虫の 歌声と 鳥の調べは 絡み溶けゆく
鳥×鳥 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 888.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-09-23
コメント日時 2017-09-29
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
難しいコメントはできないので、一言だけ。 皆さん是非、自分なりに朗読してほしい。 ユーモアと哀愁が立ちのぼってきますよ。
0短歌ですね。短歌は読んだことも書いたこともないです。ですから一連一連を短歌として評するのは能わざるところですが、詩としては読みにくすぎると感じました。また、最終連はきれいにまとめようとの気持ちしか見えません。駄目でしょう。
0短歌調、の詩文と読むのか、短歌の連作と読むのか・・・駄目でしょう、まで言うのは、駄目でしょう(笑) だって、どこがどう「駄目』なのか知りたくなりますもの。 この作品で面白いなと思ったのは、様々な鳥に託した変奏になっている、というところと、諧謔。 俳諧ではしばしば重視されるけれど、伝統短歌ではむしろ避けられてきたおもしろみ、そこに、自分自身の姿を重ねているところでしょうか。 飛んで火に入る夏の虫・・・ならぬ、焼き鳥、それもこんがり炭火焼き(笑) 花の蜜あたりから、少し集中が途切れている印象もありました。リズムがまったく同じで、破格というのか、崩しがないので、長さが上手く機能していないのではないか?と思います。
0追伸。完備さんの評の、最後をきれいにまとめようとしている、そこに意識が行きすぎている、ということだと思います。この点に関しては、確かに、おっしゃる通りだと思います。 それまでは、どちらかというとひょうきんな言い回しで、腰抜け、馬鹿者、と自身を揶揄する、言わばピエロ的な形で描いているけれど・・・涙鳥まで行くと、いささか常套句過ぎるのではないか、という印象を受けます。 その涙を流したあとは、鳥は大きく育つ、と力強く締めている。その後に、虫の歌声が急に出てくるのが唐突な感じがあるのと、調べ、という雅語に持っていくところが、少し無理矢理な感じに見えてしまう、ということなのかな、と思いました。
0「駄目でしょう。」と書いたのは「最終連はきれいにまとめようとの気持ちしか見えません」についてでした。しかしながら読み取りづらい書き方になってしまっていたので、改めて釈明いたします。
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