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もうバスが来るころだろう
慄け優しい昼の日差しに 女の帽子の湾曲の叫びを 手を差し延べるのは誰だ 静かに発酵していく発泡と発疹 すべては突き刺さったアイスピック それはそうだとしてなんでもない バスが曲がってくる頃合いだ どこへ? どこかへ? どうして? クリームソーダのアイスは溶けた バスタブのなかでほんとに完全に 死んでいるんだ、信じて欲しい もう俺は何処にもいけやしないのだ
もうバスが来るころだろう ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1765.2
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-05-16
コメント日時 2021-06-14
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
美という要素が抑制されている、そして、どこか行き詰まっているような印象を受けます。帆場さんの今の心でしょうか。問いはあるけれども、答えや結論を拒むような、そんな感じが漂っています。ううむ、難しいですね。
0以前にシリュウさんか書かれた バスが来る文体という作品があって https://www.breview.org/keijiban/?id=660 この作品を私はかなり好きなんですよね。 で、今作と類似だということではないんだけれども、バスを待つ情景というか、バスを待つというのって、なんかいいすよね。
0語り手が優しいはずの昼の日差しに 慄いているのは、なぜでしょう。 天に顔向けできない何か重大な罪をおかしたのでしょうか。 女性の帽子の叫び。 湾曲に横顔を見ました。 手を差し伸べる、というと倒れた人を抱き起こすイメージがあるので、謎が残ります。 バスを待つ語り手、いや、バスタブに横たわっている遺体の語り手。 どこへいくのか、どいたしてそこへいくのか語り手の混乱を感じました。 そうこうしているうちに、バスは角を曲がり、テーブルの上のクリームソーダは溶けて汗をかいている。 アイスピックが凶器の遺体は語り手自身なのかもしれないし、他の誰かかもしれない。 そんな事はどちらでもいい事なのでしょう。 どちらにしても語り手は、もう、どこにもいけないのですから。 と、私は読みました。 サスペンスがあって、非日常の一コマに慄きました。 勝手に殺人事件にしてしまってすみません。
1こんばんは?或いはこんにちは、かな。行き詰まっているのはありますね。コメントを読みながら閉じた作品をかいてしまったようで、精神状態がもろに作品に影響されたのかなと感じました。まだ改稿の余地があると思うのであなたのコメントを読んで良かったです。
0シリュウさんの作品堪らないすね。久しぶりに聴いたBUMP OF CHICKENの『話がしたいよ』という曲はまさにバスを待つ間の曲でした。yasu.na氏へのコメントにも書いたけれど、なんか開いてないんですよね、私の作品。 バス停でバスを待つ、時間というものは、きっとほとんどの人が体験してるでしょう。誰もが想像できる場所を舞台にする事で読み手はバス停をまざまざと思い浮かべることができるのだと思います。つまり没入しやすい。 なんていう風にわかったように書いてますがなんもわかってないんですよ。だからすべてはここからです。
0楽しんでいただけて良かったです。前からホラーやサスペンス的なものが書いてみたいと思いながら上手くいかないもので、もっと書ける筈だなぁ、と思いながら返信しております。
1読み取りづらいです。優れた表現も見受けられません
0せやな。仕方ないわ。
0コメントしそびれていたので今更ながら。 >それはそうだとしてなんでもない の突き放し方がとても好みです。バス(乗り物)とバスタブを重ねて、動と静のイメージがあるのも面白く読みました。クリームソーダにもピックは刺さっていて、溶けたときには落ちる音がするのかもしれないですね。
0バスを待っている時間の長さに語り手は、イライラしてヘロヘロになっていく様子が良く伝わってきます。 バスタブのなかでほんとに完全に死んでいるんだ、の言葉に絶望感が溢れています。
0突き放していながらなんか最後にどこにもいけないんだ、とかいうあたりがどうしようもないなぁ 笑。と読み返して思ってしまいました。コメントありがとうございます。
0なんでこうバスを待ってると色々考えてしまうんでしょうね。ちょっと内側にこもった作品な気がするのですが、色々と読んで頂いてるようで面白くもあります
1言葉から投げやりというかうんざりしている雰囲気がしました。 言い方が悪くてすみません。でもここ最近の暑いんだか寒いんだか、晴れなのか雨なのかはっきりしない季節に似合う詩だと思います。 あとよく私お風呂で鬱になるので、バスタブのなかで〜のところに勝手に共感しました。
0今年は梅雨だというのに晴れ渡り、暑くて死にそうです。それなのに僕は風呂つかるのはきもちいいんだから、バスタブのなかで、てのは実はそれほどわるくないかもしれないなどというのはバカバカしい妄想ですね。雨を待つばかりですね。コメントありがとうございました
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