青ざめた朝に - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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青ざめた朝に    

蛹が羽化するときに流す涙 蕾が花を開くときにあげる悲鳴 赤ん坊が生まれたときに絶望を叫ぶ理由 夢が現に変わるときにたてる音を 僕たちは知らないし、知ろうともしない 夜が慟哭する 生きたまま首を切り落とされた 血まみれの鶏が叫び 睡眠中に火をつけられたホームレスが 最期の言葉を絞り出したとき 向かいのマンション102号室の暗闇の中 移民の女が見知らぬ男に抱かれながら 呟いたささやかな夢を 僕たちは知らないし、知ろうともしない そして青ざめた朝を迎えても尚 全てが明るみになった世界で 僕たちは未だに知らぬ顔をして 美しい愛の詩を囁きあっている



青ざめた朝に ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1212.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2021-05-10
コメント日時 2021-05-11
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
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構成00
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閲覧指数:1212.0
2025/04/11 17時16分31秒現在
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    作品に書かれた推薦文

青ざめた朝に コメントセクション

コメント数(3)
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(2021-05-10)

ありふれているといえばありふれているモチーフではありますが、個人的にめっちゃ好みのモチーフだったのでコメントします。 変化の瞬間を叫びとして描いている点、かなり好みです。ただ読者のエゴで重箱の隅をつつかせてもらうなら、「美しい愛の詩」の欺瞞性みたいなところに着地しちゃうのはもったいなかった気がします。 う〜ん、難しいですが、たとえば絶叫のその先にある至高性とか、あるいはそうした叫びが連鎖しながら感染していくこととか……まあこれらも安易ではありますが、もう少しやりようはあったのかな、と。 とはいえいい雰囲気は感じました!ありがとうございました。

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結城森士
結城森士
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(2021-05-10)

&さん 丁寧に読んでいただき、本当に嬉しいです。アドバイス、とても参考にはなります。捻りが足りなかったようです。おそらく推敲不足です。精進いたします。ありがとうございました!

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結城森士
結城森士
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(2021-05-11)

○参考になります ☓参考にはなります 失礼しました。

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投稿作品数: 2