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『ちんちん!!(ちんちん!!)』という作品について。
はじめまして、不変蟹藻といいます。 わたしは4/21からここで活動しているのですが、このサイトで一番閲覧数が多い作品は何なんだろうと思い、調べてみますと『ちんちん!!(ちんちん!!)』が出てきました。駄文ですが、以下にこの作品の推薦文を書きます。 単刀直入に言います。私的な意見では、この作品並びにこの作者は天才的なのではないかと。 理由はこの作品に哀愁が漂うからです。 この作者が男性であるか女性であるかは知りません。成人しているか未成年であるかも知りません。しかし、そのことはどうでよいと思います。 作者はこれを書いた後、おそらくですがいつも通りの生活に戻ったことでしょう。仮に朝に書いたならば、朝食を食べ、排泄をし、そして学校や出勤をする。夜ならば、布団には入り、目を閉じる。この情景を見て、何が物悲しさを覚えるのはわたしだけでしょうか。これほど「ビロビロwww…」と叫んでおいて、彼なりの通常の生活に戻る、その瞬間に、何か名状しがたい「哀しさ」漂う断絶を見るのです。以上はわたしの主観なので、共感されることは多くはないでしょう。 しかし、この作品を視覚的に見てみますと、男性の陰部をビロビロと、まるで見せつけて笑っています。みなさん、陰部触ってますか?陰部を見せつけてますか?マスターベーションという一定の性的な目的というものを志向せずにですよ。わたしはもうかれこれそんなことはしていません。必ずや陰部というものは、何か性行やセックス、さらに大きく言えば性的エゴにつながっているのだと思います。 けれどもこれは違う。何も目指すところなく。ただ、そこにちんちんがあるから、ちんちんを引っ張り、ビロビロとしてみせる。これほどエロスという何かドス黒いものから解放された明朗さは、ちょっと想像できないくらい表現するのは難しいのではないかと。それは短文であるからこそ、余計な哲学的な思弁を付け加えないからこそ、如上のことに成功しているのだと考えます。このことには首肯される方もいてくださるのではないのでしょうか。 陰部をただそこにあるから触る。それはいつからやっていないことなのでしょうか。幼児ぐらいでしょうか。幼児ぐらいでも、性的興奮を覚えるために、陰部を擦ることをするのかもしれません(そのことは詳しくないです)。けれども、大方の幼児はそんなことしないでしょう。この作品は幼少期の懐かしさを思い出させます。つまり「郷愁」です。ノスタルジアです。 仮に幼児がこれを書いてたら、本当に瞠目しますね。上記のことをわかって書いていたのでしょうか。 仮に女性ならば、なぜまんこではないのか。あえてちんこにしたのでしょうかね。幼少期という遠さと、性別の壁というそれら二つの距離、つまりは複層的な郷愁を描きたかったのか。それらは作者のみぞ知る。 あと、性というものは、肯定するにしろ、否定するにしろ、誰しもが担うものであり、つまりは関わりあるものです。これほど共役可能なモティーフがあるでしょうか。 これは河東 碧梧桐や大須賀 乙字が準備して、かの有名な種田 山頭火や尾崎 放哉がやってのけた、自由律俳句に近いものを感じます。 以上のような感想並びに推薦文はもうなされているのかもしれません。わたしもやってみたくなったので書きました。が、ちんちんをビロビロとはしませんが。
『ちんちん!!(ちんちん!!)』という作品について。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2373.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
作成日時 2021-04-24
コメント日時 2021-05-01
この作品の作者(脳筋インテリジェンス)さんのプロフィールに「暗愁」という単語を発見しました。かなりキーワードになるかと。
0注目度で何気なく検索してみました。どうして注目されてるのかな?と思い、個人的に批評をしてみました。ただそれだけのこと。
1不変さんらしい作品の選びだなあっておもうんですよね。そもそも不変さんって突然現れたトリッキーな人なわけで、そんな不変さんがトリッキーな作品を選ぶってところに普通さを感じるんですよね。え?こんな人だったの!不変さんってていうのが読みたいですね。トリッキーな作品とかトリッキーなコメント読んでもなんか予定調和なんですよね。 不変さんの情念みたいなものが、ホントにあるんであれば、そういう感性が宿る批評文を、勝手ながら読みたいと思いました。
0批評を否定するつもりは全くないのですか。嬉しいんですかね。なんかほじくって欲しかったですけれど。そういう意味では悲しいですね、
1じゃあ「以外こんな一面もあるんだ」っていう作品とか批評にもチャレンジしてみたいと思います。コメントありがとうございました。
0素晴らしい文章だと思います。 おちんちんってなかなか触らないですよね。触って楽しむなんてもう不可能です。おちんちんを知りすぎたから。 もうあの頃には戻れません。知ってしまったことを、遊び尽くしてしまったものを、忘れることなどできません。常に私と共にあるのですから。故郷よりも戻るのが難しいかもしれませんね。
0私としてはこういった表現は漫画で使い尽くされているように思いました。漫画はとても面白いのでたくさん読んでみると良いと思います。たくさん読むためにはBOOKOFFへ行くことをお薦めしますが、作者や出版社にお金を落とすために新刊も買って読みたいですね。
1こんにちは。コメントありがとうございます。漫画で使い尽かされてるのですか。知りませんでした。最近流行りの『進撃の巨人』から『ドラえもん』まで全くみないもんですから。ありがとうございます、ご教授くださって。
0こんにちは。 共感してくださって嬉しいです。肉体に一番近いのに(というか、肉体そのもの)遠さを感じさせる、パラドックス?が面白いなぁと思いました。
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