別枠表示
いつの日かボリウッド
叫べウィルヘルム 俺も叫ぶ ウィルヘルムと一緒に バスの中で泣いている女を見た なぜ泣いていたのか知らない 俺は眠たかった 午後8時千本北大路 ジョーディマジオが消えた 消えたのか 消えたことにしたのか ギター それは眩い 新しい夜 食べすぎたポテチ その晩は自転車で駆けたかった 砂糖まみれのサイダー 深夜3時東一条 それは眩い 夜は俺だけのものでなかった 息切れしたのは俺だけだった スクリーンの中なら ボニーの叫びは正当だ ひた走るフォード 反復横跳びする弾丸 ペグはHの文字から飛び降りる それは眩い 飛び降りたとき、頭が割れたとき 血と歯と共に口から声は漏れ出たのか それがウィルヘルムであったなら だがその叫びは俺のものではない 弾丸は俺を通り抜けやしない 死ぬほどの悪意は見たことがない 全て聴こえるだけ 午前11時西大路三条 いたるところに放たれている ウィルヘルム 響き渡る そして叫ぶ俺 ウィルヘルムが叫ぶから それは眩い いつか夜の果てに辿り着いたって ウィルヘルム その先ですらお前はいる 俺の叫びがウィルヘルムに混じる これで全て安心だ お前は叫ぶ いつも同じ声で お前は叫ぶんだ 叫べウィルヘルム 俺も叫ぶ ウィルヘルムと一緒に
いつの日かボリウッド ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1513.4
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 30
作成日時 2021-04-09
コメント日時 2021-04-22
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 6 | 0 |
エンタメ | 6 | 0 |
技巧 | 6 | 0 |
音韻 | 5 | 0 |
構成 | 6 | 0 |
総合ポイント | 30 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.5 | 0.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 3 | 3 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 2.5 | 2.5 |
構成 | 3 | 3 |
総合 | 15 | 15 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
これ何気なく幾度か読んでたんですが良いですよね。同類と呼んでしまうと失礼ですが、あるとおもうんですよ他の方の作品でも見かける同様なスタイル。ただこの作品、見せびらかしさが薄くていいんですよね。気分良く書いちゃったんでとりあえず玄関の外にでも掲げておきますね、みたいな。人に読まれようとするんじゃなくて自身の暇つぶしに書いた程度ですよっていうぐらい。読者との距離が心地よいです。それはmmmさんのネーミングともあわせて読んで気持ちいいものでした。 投票しました。
こんにちは、はじめまして わたしもウィルヘルムと叫びたくなるような詩でした。 西と東が混ざったような雰囲気が好きです。 これからも素敵な詩を待ってます。
0そうコメント頂けてよかったです! なんか調子に乗ってるというか、衒学的な感じというか、気取ってる感出たらいやだなーと思いながら色々修正したので、そのコメントはめちゃ嬉しいです。ありがとうございます。
0コメントありがとうございます! 京都の地名は実際の経験から連想したもので、欧米のやつは映画とかその辺の作品やら何やらからとってます。この辺実はあまり意図したものじゃなかったんですけど、たまたま対比する感じになっちゃったんですよね。あれ、作ったら東西文化を混ぜちゃったぞ、みたいな笑
0コメントありがとうございます!一緒にウィルヘルムと叫びましょう! なんか、書いたら東西文化混ざっちゃったんですが、もうちょいなんか自然に混ざるように書けたらなあ、とかは詩を書いてるとき思いました。好きと言っていただけてよかったです。
0