極論的な言葉は、僕等はもう使わない様だ。それは僕等が、最早、子供の特権と思っているし、僕等の未来は、曖昧な言葉の深層に有る望ましい姿で、有無な選択の中を流転し続けている。
欲しがる物が粗末に思える程、僕等の生活は河原の石ころの様に丸く成った。
いつか僕等は、自然によって砕かれて、微粒な砂に変わっているだろうし、眼にも映らないで、 風に吹かれて、消えてしまう。そんな美しさも、繰り返される事を、僕等は毎日どう思っているのか、心で問いかけて、沈黙を守る。
俯いて生きる事を、繰り返して、幸せを得ているから、僕等の新たな若さに引き付けられている。其所に僕等の纏まりの容子を見つけて、茨の草はらの中を、歩き続ければ、それで満足がいく。
ナンセンスな詩歌を、読んだ時の様な情念を、理解して欲しい。と、口癖みたいな言葉で、他人に伝える事が出来るのなら、僕等は夜に向かって、吠えたりはしないし、閉じる瞼の奥に、霧中の旅情を溶かして、何時までも、僕等は浮かび揺れているだろう。
作品データ
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作成日時 2021-04-08
コメント日時 2021-04-08
#現代詩
#ビーレビ杯不参加
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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2024/11/21 20時49分29秒現在
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