石ころ - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

石ころ    

ぼくの目のまえには 石ころがある しかしぼくは 石ころを拾わない ぼくが最後に石ころを拾ったのは 15年まえの バーベキューで水きりをしたとき そのときの石ころは 水きりにうってつけな 平べったい石ころでしたから つるんとしていて なめからな表面を たたえていました ではいま目のまえにある石ころは どうでしょう ごつごつしているようにも ざらざらしているようにも見えると 口でいうのは わけもありませんが 触ってもいないのに わかったつもりになって いったいぼくは なにを言えるのでしょう それでも ぼくはもう 石ころを拾わずに ああ、これは きっとごつごつしているね たぶんざらざらしているだろうと わけもなく口にする そういう人に なったのでした


石ころ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1220.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 3

作成日時 2021-03-28
コメント日時 2021-04-03
#現代詩
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性20
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成10
総合ポイント30
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性22
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成11
総合33
閲覧指数:1220.8
2025/04/11 08時03分29秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

石ころ コメントセクション

コメント数(1)
ほば
作品へ
(2021-04-03)

もう水切りなんてしようと思わなくなってしまったのであろう、変化。成長なのか、そうとも言えない気がします。 そういう人に なったのでした 自分も突き放してるような語り口は嫌いじゃないですね。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 1