貫く軸を隠匿した肉体の内外で
疾駆が乱雑に安定する
リズムを投棄しアンバランスを肯定した
私の能動が一声一挙手一投足に意味を
だからこそ拾え、君、時々刻々を
叫ぶ手のひらを精一杯に御する私こそ
自らの透けた抜け殻を置き去りに
依然として輝く丹田は爪先の遥か先
炸裂する血汐を眼前に披露する瞬間へ
振り返る間際の首筋を押し留め
前進し更新し続ける手段として
古典の激流と暴走に
私は骨肉のみを以て対峙する
屹立する山岳地帯の
急峻な岸壁にて不意として
掴む瞬間達の楔を以て
私は青白い声帯すら燃やし登攀する
凪の消失した
不定型の依代に満ちる
具体的な中間項を廃した
射影すら介さぬ生身の可能性の過剰宇宙で
ひとまず拾え、君、時々刻々を
溢れる落ちる出る吹き荒ぶ
漏れる満ちる来る凄まじく
局所星間雲の純白のスペクトラムの渦の中
米粒大の時刻の連なりの堂々たる
掴め、君、時々刻々を
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 1125.2
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作成日時 2021-03-20
コメント日時 2021-03-20
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0.5 | 0.5 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
閲覧指数:1125.2
2024/12/04 02時35分34秒現在
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詩を詠んでるうちにタイムワープを経験している気分になりました。いろいろな時代でいろいろな景色が浮かんできます。
1素敵なコメント、ありがとうございます。 時代を移動させた気持ちはなかったので驚きでした。
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