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薄氷
薄氷をひとひら掴み、握りしめれば、私のうすい手のひらは赤く裂けてしまうでしょうか。 どうか、そうであって欲しいと思います。 温かい人よ。 私の血を察し、ここまで来てください。 手から腕を伝って心臓を刺す、痛みと冷たさを想ってください。 汚れるとも思わず、私の手をとってください。 そして、祈りの声色で そんなことをしなくとも、愛しているから そう、私に教えてください。
薄氷 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1321.1
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 5
作成日時 2021-03-15
コメント日時 2021-03-22
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 5 | 5 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 5 | 5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タイトルは内容より光ってはならないような気がして、あまり意味を込めないようにしています。 「まさしく薄氷のような詩」 書いたあと、目についた「薄氷」をとりあえずそれとしたので、沙一さんの表現は意外でした。また、名前を貰ったような気持ちにもなりました。 読んでくれてありがとうございます。
0「温かい人」がなんなのか、「私」との関係はどのようなものなのか、具体的には考えていませんでした。 書くとき心にあったのは、孤独とか自信のなさとかです。創作意欲より先に気持ちがあって、書き出さずにはいられず、書いてみたらなにかひとつできていました。 意識上では意図がないので、背景を考えたり深読みするものでもないのかなあと個人的には思います。 自分のためだけに出したつもりでしたが、誉めてもらうとやっぱり嬉しいです。読んでくれてありがとうございます。
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