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寂光
天麩羅臭い路地裏の 白粉花が濡れる夜 薄汚い座布団の上で 年増女と白く濁る 静脈を這っていく 一匹の紅蝸牛 曼荼羅を背負った 透明な軌跡よ
寂光 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 830.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-09-10
コメント日時 2017-09-24
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
コメントをいただき有難うございます。 昔の路地裏はドブ臭かったり、ゲロ臭かったり、小便臭かったりしたものです。 ただ平成の世、ストレートにそのように書くのも下品と思い、 天麩羅屋の換気扇から流れ出る排気が満ちた路地裏を想定し、天麩羅臭いとした次第です。
0おしろいばな、と、白粉をはたいた女性、のイメージを重ねている、のでしょうか・・・。 べにかたつむり、まんだら・・・一昔前の下町浅草、着物の女性、そんなイメージが浮かぶ作品でした。
0横浜は黄金町に、ちょんの間という場所がありまして、 (現在は官憲の浄化作戦の名目で消滅しましたが……) 狭い和室に座布団を二枚ほど並べて、男女が行為に及ぶわけですね。 それを<風情>、と云っていいものか判りませんが、 ただの性欲処理以上の存在ではあったのかなと思い出す次第です。
0この詩から、立ち込める匂いが好きです。 短くて簡潔で、そこも好きです。
0コメント有難うございます。 「短く簡潔に」が理想です。 往々にして、ことばを刈り込みすぎ 詩自体が消滅することもありますが……(苦笑)
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