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咆哮
さあ右手を回せ 周りがすべて死の場所でしか生きていることを実感できない愚かなお前 一つの迷いも許されぬ 一つの緩みも許されぬ 全てが許されると思うな 私はお前を助けはしない 周りに気を取られるな それはお前を生かしはしない 真っ直ぐに建っていたものがグニャリと笑って見える場所へ 色鮮やかだったものがすべて灰色になる暗い場所へ 生きていることが実感できたなら ゆっくりと右指を握るんだ 愚者のお前に祝の咆哮を 賢者の周りに嗤の咆哮を さあ右手を回せ
咆哮 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1478.8
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 4
作成日時 2021-02-09
コメント日時 2021-02-15
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 4 | 4 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.5 | 0.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
コメントありがとうございます。 私自身、自分の気持ちや感覚を文字で表現するということに慣れておらず、お目汚しにならないかと内心冷や汗モノでしたが、暖かくまた適切なご指摘を頂き感激とこそばゆさで戸惑っています。 プロフィールにもあるように、乗り物、特にバイクとの付き合いが極端に長く、故に幅の狭い半生を送ってきました。 おそらくこの先もそう大きな変化がないであろう時間の中で、なにか残してみようと自分なりにチャレンジする気持ちに至った次第です。 皆様の文力を拝見するにつれ、比較するのもおこがましい気持ちをいだきつつ、新しい世界を楽しんでいきたいと思っています。 コメントに頂いたように、バイク以外の詩にも挑戦してみようかなと思えました。 素人なので素人らしく表現していきたいと思いますので、お見苦しい点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
2バイクについての詩だったのですね。 バイクを運転したことはないのですが、それなら色々わかります。 >さあ右手を回せ 実感がこもってていいですね。 即興で川柳を。返詩として。 右手行け 万象へと ひとつ道 まっすぐに 咆哮歓喜 ふたつ車
0ものすごく緊迫感を感じる詩です。命のやり取りが伝わってきます。私にとって苦手なタイプの詩ですが、好きな詩です。
0コメント失礼いたします。 直球的なタイトルであり、疾走感を感じ取ることができました。 特に 愚者のお前に祝の咆哮を 賢者の周りに嗤の咆哮を という部分が、これから進みだそうとしている形が感じられ個人的に好きです。
0コメントありがとうございます。 川柳…全くお話できる知識を持ち合わせていないのですが、少ない字数で表現するジャンルも面白そうです。
0コメントありがとうございます。ご指摘の通り、少々物騒ですが命のやり取りとそこに潜む甘美な誘惑を表現してみました。 昨今バイクに乗る若者が増えていると聞きます。バイク人口が増えるのは一バイク乗りとして大変嬉しいことなんですが、同時に憂いもあります。 技術の進歩や免許制度の改定によりバイク(特に大型)への敷居が低くなったように感じますが、それらが生み出すスピードの本質は人間に対して何も変わりません。 ABSもTCSも電制サスペンションも、スピードが乗り手を殺そうとする時なんの役にも立ってくれません。 この詩はバイクからのメッセージとして書きました。 読んでいただきた方の中に若いバイク乗りがいたなら、どうぞご注意いただきたい。 貴方が相棒とするそのバイクは、あなたのアクション一つであっさりとあなたを殺しますよ。 右手を回すとはそういうことなんです、と。 わかった上でアクセルを開けてください、その先にそれでしか見えない世界が広がるでしょう、と。
1コメントありがとうございます。 ご指摘いただいた部分、これはかなり頭をひねりました。 この言葉は、自分としては「バイクからのメッセージ」と思いこむ「乗り手の頭の中の都合のいい言葉」と思っています。 バイク乗りは往々にして自分に都合よく考えがちです。そうではない方ももちろんおられると思いますが… 走り去るバイク乗りと排気音…ただの騒音なんですが、乗っている側は「俺カッコいい」と思ってしまっている人種なんです。 詩全体を通してなんですが、「バイク」から語りかけられている「自分」に酔う愚かなバイク乗り、をイメージしていただけると幸いです。
0コメントありがとうございます。 ご指摘いただいた部分、これは自分がバイクに乗り出した頃本当に感じた感覚なんです。 スピードの誘惑と言えば格好のいい表現なんでしょうかね…なんというか視野狭窄に似た世界です。 漫画やアニメなどで表現される風景に似ていますが、実際は風を切る音や振動でもっと視界がグラグラしているように思います。 スピード感とその中にいるバイク乗りの陶酔感を感じていだたければ幸いです。
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