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メランコリックの真夜中。2時半。
つくりだした暴力は 死なずにいた木々のささめきあいも 子供の頃の青空に撃たれて 海の底へと沈んでいった。 泣き言を言うのは はさみを振り回す手段だと 計算高い計画で遠くへと飛んでいった。 過去からみた完了している今を クルミを割るように潰すのは簡単なんだよ と教えてくれた大人たちは 私という時限爆弾を作成し 無意味な条件を平手打ちで 逃げるように叫んだ。 向こうとこちらの境界線に立つ私は 透明な中間地点を探し求める番人になり 春野菜のスープを振る舞った。 雪のように舞うほこりも 光という触媒に対して 光る宝石なんだと とんでもなく大きな背中を向け 存在を忘れたかのように ずっと泣いていた。 分かったよと慰める言葉も今はいらない。 ただ自分の中で拡大していく灰色の夕日を 大切に 大切に いつくしみたい。
メランコリックの真夜中。2時半。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 941.1
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 6
作成日時 2021-02-01
コメント日時 2021-02-01
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 6 | 6 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 6 | 6 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
気持ちの伝わる表現だと思いました。
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