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週末青空わんにゃん通り食道
犬猫も人も歩く眠る 正しく腹が減る 小腹が鳴る 、倹約しなければ、 、なにか食べたい、 、体重が気になる、 、血圧が気になる、 、肌が荒れぎみだ、 と 渦巻く葛藤に飲まれて いただきます スパゲッティ マカロニ うどん 蓮根 コロネ ドーナツ ナポリタン 竹輪 蕎麦 蕗 ベーグル くるう 本気 くるう あ な た 右から左から 試食コーナーを巡れ 本日も威勢よく 人を掻き割り熱く 葱と昆布が安い 情報を収集分析せよ 麩と塩なら好きなだけ ここは天井知らず 創業祭のごとき グルメも黙る一期一会 常識と是日々勉強と お役御免とカネいらず ごった煮青空食道 料理人も詩人も 《私は腹が減っている!》 明朝スッパ抜かれ 片隅をキャプション付きで モッテケドロボー この週末は 鱈さんびやくさんじゆうえん お買い得なり 店頭に並んだ品は無料 旦那に姉さんも空きっ腹抱え あちらの道こちらの道と 巷の評判は大事です 極道などと御勝手に 犬猫も人も歩く眠る 正しく腹を満たす 手を合わせて いただきました
週末青空わんにゃん通り食道 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 840.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-09-03
コメント日時 2017-09-08
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
花緒さんありがとうございます。改稿したものとなりますが。元はペットの葬儀を行いますというチラシを見かけ、般若心経をベースにしたものでした。意味内容‐いみないようよりも、わんにゃんやはらへったしんどー。ライムを合わせかつ同じ文言を延々と並べていたり。そのようなものでした。葬儀社のチラシが街の掲示板に貼られていまして、犬と猫の顔を白黒の写真で円形に囲んだものが並列されていて、あまりに切ないものを感じ取ってしまったと。そうしたところです。
0週末青空わんにゃん通り・・・までは、面白い言葉の流れだな、と思ったのですが、食堂、ではなく、食道!呑み下す、大きな都市(という生き物)を思い浮かべました。 道、のイメージもありますね。商店街を貫く道の両側から、漂ってくる匂い、活気ある掛け声、蠕動する人々の欲望・・・。 食品名が並ぶところ、これは音声で聴きたいですね。♪これっくら~いの おべんとば~こに ・・・にんじんさん(二本指、三本指)ごぼーうさん(五本指、三本指)れんこんさん(親指、人差し指でわっか作る・・・)♪ なんて手遊びをしていた頃、を思い出したりしました。 ちくわ そば ふき べーぐる・・・の辺りから、なにやら不穏な雰囲気。 人を掻き分けていく感覚と、先の「食堂」ならぬ「食道」に飲み込まれていく感覚と。 都市の欲望に飲み込まれていくような・・・煽られていくような感覚もありました。 〈ごった煮青空食道 料理人も詩人も〉このあたりの、さりげなく批評性を含んだ比喩も面白い。 私は詩をスープでイメージすることが多いので(上質の材料を手間ひまかけて煮込んだコンソメスープと、インスタントのコンソメスープ、ことこと煮込んだポタージュスープ、だしのきいたおすまし、おばあちゃん手作りの具沢山のごった煮スープ、滋養強壮に良さそうな薬膳スープ、伝統にこだわったボルシチ、風邪を引いたときのチキンスープ、療養中のおかゆ、世界三大スープと言われながら、好みが烈しくわかれる刺激に富んだトムヤムクン、特殊な材料を体を張って(あるいは、他人様が体を張って)集めて来た、燕の巣スープ、などなど・・・たまに、桃のデザートスープ、なんていうものもありますね) 最後の「いただきました」は、人々を見守り続ける「かみさま」のような存在のつぶやく、ごちそうさま、でもあるような気がしました。 正しく腹が減る、という表現が、いきること、にそのまま直結しているような気もしました。
0まりもさん。ありがとうございます。 タイトルはやはり饒舌かと。青空わんにゃん通りとすっきりさせるべきだったと。覆水盆にかえらず。あちゃーでした(笑。 編集機能を使えればぜひ変えたいところですね。都市や生き物といったイメージ、または共食いなど。本文を詠みこんでいく上で様々に掻き立てられてといったたのしみを削いでしまい。コメントを拝読しながらあらためてそんなことを感じます。賢二の春と修羅に対抗して当初は青空(と)般若といったものもありましたが、お堅いと判断し消去した、そうした経緯があります。 そうですね。花緒さんへのコメントでも言及しましたが、ペットのための弔いを承りますという葬儀社の広告チラシにこちらがくわれたこと。そして何か食べたいならデパ地下の試食コーナーを巡ればよいと親切な職場の同僚が教えてくれた極貧情報など。そうしたことがきっかけになったかと思いますが。 食品名の羅列を音読で。なるほどと思います。このあたりはビート詩人ならばcut up、料理人ならば千切り技法とでもなるんでしょうか。わかりませんが。お弁当の唄は昔からありますが、つい最近もまた取り上げられたりした記憶がありますね。 料理人/詩人、の並列はやはり般若心経の一節から母音子音を合わせたものからだったかと。批評云々についてはたしかにあるのかもしれませんが、チクとしたツベルクリン予防程度のものと思われますが ^^;。 詩をスープにたとえてですか。私はカレーにたとえたものを一編作ったことがあったのを思い出します。なるほど面白いです。料理はさまざまに示唆を与えるようですね。スープもいろいろとあるんだなあと、今拝読して感じ入りますが。トムヤムクンは私の肌には難しいです。納豆とあれだけは?のようです。また、燕の巣なるものは高級らしいですが、私にはゼラチンの塊でしかないのですが。中華料理は深すぎて理解不能なところもあり。 いただきました、ですが。やはり肉体に取り込まれ一部になる、食う即是色と、そうしたことなども意識にはありましたね。《 》はやはり言葉を入れるべきでなかったかと、今更ながらですが。ここは空白であるべきかなと。そんなことも思います。 「かみさま」ですか。あまりそこまでは想定してはいませんでしたが、お経を下地としているものですからきっと一番極楽浄土に近い場所、桃のデザートスープなる境地かと。そんなことなども思いました。
0*訂正します。 誤‐賢二 正‐賢治 です。失礼しました。
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