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砕けたのは夜の街だった
夕焼けに落ちていく私の心は 言葉だけじゃ足りなくて 淡い色で輝く斜陽は 闇夜に浸食されつつあるんだ 怖くて 怖くて たまらなくて マンホールを開けたならば 正直に叫んでみないかい 右手にあるのは誰の夢かい 皆に笑われるのがそんなに怖いかい 私のたったひとつの摩天楼が 崩れてゆくのに 誰も目もくれやしない ならば、最後の一瞬だけは最高に綺麗でありたい
砕けたのは夜の街だった ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1674.7
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2021-01-02
コメント日時 2021-01-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
二連目のマンホールといった単語の選びかたがいいですね。 どこか「王様はロバの耳」を思い出させますが。 即興で返詩を。川柳で。 怖いから 目に留めてくれ 最後の時
1砕けたのは夜の街だった、というタイトルが素晴らしく うつくしく どれほど素晴らしいかというと、 内容を知っているのにタイトルにつられて八回ほど読みました(笑) また、おちていく私の心が砕けると思いきや タイトル「落ちたのは夜の街だった」 ダイナミックな変換と、 ぐるりと地上と天上が回転し 心が夜の街を砕くような美しい映像が流れました。 そして私もマンホールという言葉が好きです。
1「私のたったひとつの摩天楼」がとても良い表現だと感じました。 長さもちょうど良いところで終わり、立ち止まった少し振り返りたくなる作品でした。
1夕焼けから始まり、徐々に溶けるように夜になり、やがて綺麗に崩壊する街が目に浮かびました。 始まりから終わりまでの心情の変化が綺麗だと思います。
1美しい夕焼けが「闇夜」と言う語で語られています。切実な思いが気にかかりました。どうされたんですか? ただ、この時代で切実な怖い瞬間ってあって、詩を読み私も哀しくなりました。
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