うんちが臭いのでニューヨークへはいけない - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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うんちが臭いのでニューヨークへはいけない    

1 オオキンケイギクが咲いている。僕はアスファルトの上を走っていて、隣を走る車は僕よりもずっと速い。空は珍しく晴れている。脇腹が痛い。 2 ニューヨークに憧れても、ここは日本の田舎で。都会へ出るには電車に3時間乗る必要がある。駅まで歩いて30分。億劫だ。アパートの一室には本とCDがぎっちり詰まった本棚があって、その全てに煙草の匂いが沁みついている。炊飯器はもう28時間も保温状態だ。 3 芸術の意味とかはどうでもよくて、ただ時間を潰すために眺めている。美術館の清潔な雰囲気は僕のような人間を追い出している。周りの人間をなるべく見ないように、僕は意識を絵に集中する。細部への注視。強い視線にはある種の魔力がある。邪視。 4 靴に穴が開いているのを見つけた。僕は空腹だ。お金があれば食べられたはずの何かを通り過ぎて帰る。無数の足音と声のなかに神様のそれがある。ラマ・サバクタニ。ふらふらと、路地を歩けば腹が鳴る。もう飽きた。 5 カップ焼きそばは三日目から味がしなくなった。自分のうんちが臭すぎて耐えられない。電池の切れた時計が同じ時間をさしている。僕は仰向けになって天井を見ている。この部屋の最も低いところにいる。便所の換気扇が回り続けている。 6 音楽はいつも軽薄で、僕は自分の身体がすっかり不感症になってしまったことを知った。脱皮不全の蛇。床から起き上がることができない。小さな画面には何かの動画が流れ続けている。繰り返し繰り返し。僕は微動だにしない。布団の中があたたかいのではなくて、世界のすべてがつめたいのだと思う。どんな姿勢でも、何をしてもしなくても辛い。 7 ニューヨークには一生行けないことになった。僕は穴のあいた靴を履いて走りに行く。外の空気の清々しさが、忘れていたねぐらの臭さを思い出させる。自然が美しいのではなく、自然でないものすべてが臭いのかもしれない。僕の嗅覚はもはや機能しない。気分を嗅覚として知覚している。 8 オオキンケイギクが外来種であることを知った。今や路傍の花のほとんどが外来種なのだ。この花はよそから来て、この地を征服したのだ。見よ、この誇らしげな顔。これこそが自然の美しさ。 9 臭い部屋、自慰の痕跡。世界の最も低いところがここにある。埃を被った聖書。洗い場に溜まったフライパンと食器。僕。


うんちが臭いのでニューヨークへはいけない ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1335.1
お気に入り数: 2
投票数   : 1
ポイント数 : 9

作成日時 2020-12-29
コメント日時 2021-01-02
#現代詩
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性33
エンタメ33
技巧11
音韻11
構成00
総合ポイント99
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性33
 エンタメ33
技巧11
音韻11
構成00
総合99
閲覧指数:1335.1
2024/11/21 20時49分55秒現在
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    作品に書かれた推薦文

うんちが臭いのでニューヨークへはいけない コメントセクション

コメント数(2)
鱗子(揶白)
作品へ
(2020-12-29)

実践躬行とちゃんと纏めて有られて、 雰囲気も、状態も、気持ちも、颯爽と感じる事が出来嬉しさが有りました。 私も纏まった事を言おうと思いますが、雅量優しく綴られて居るように見栄えがし、&様の詩嚢が気になりました。思想等お聞きしたくなりました。

1
鱗子(揶白)さんへ
(2021-01-02)

てんま様 返信遅くなってしまい申し訳ございません。嬉しいコメント、ありがとうございました。 僕の思想を形作っているのはフランスの思想家バタイユ、日本のダダイスト辻潤、それとイタリアの小説家カルヴィーノらの作品群だと思います。 身体と世界との間を取り持ちつつ、現実といかに闘争していくかを常に問題にしています。

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投稿作品数: 1