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願い
不幸で不運な不慮の事故で 道端にぶちまけられた ぐちゃぐちゃの肉塊 誰もが顔を歪めて避けている 道路に水をかけ、排水溝へ血を流してる まるで泥を流すみたいに まるでゴミ焼却場みたいな火葬場で まるでゴミみたいに焼かれてる 拾いきれない骨粉を 小ほうきで集める手つきといったら! ゴミをちりとりで集めるときと同じじゃないか わたしの大事な大事な あの子 身体をばらばらにされて 痛くて苦して 汚物みたいに見られて流されて ゴミみたいに焼かれて掃かれて お金が何になるの 戻ってくるわけじゃない あの子の存在が。 あの子の存在がもたらすはずだったすべてが。 失われて。 永遠に戻ってこないんだ 生きていて 生きていて、ほしかった
願い ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1228.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-12-22
コメント日時 2020-12-27
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
辛いです。 どんなでも、生きていて欲しい存在が、そうでなくなった時、自分より大切で、それのためにしか、自分の全てをかけられないと確信していた存在、それが無くされた時、自分がどうなるのか、生きていけるのかさえ、分からなくなる、 その気持ちが分かる、なんて軽々しくとても言えません。 恨んで憎んで、どうしたらいいのかなんて、考えることもできないくらい、心が壊れてしまう。 私ならどうするのだろう、本当にそんな思いを、痛みとして感じました。
1書きすぎていますね。センシティブな題材だから、その様をしっかり記すことによって詩としてのすごさを得ようとしているわけですが、それを行っても辿り着けるのは題材のセンシティブさと同じところまでで、それ以上はリーチが届かない。 んで、良い詩の条件っては、題材を担保とした詩情よりもさらに上の段階に到れているかだと思うんですよ。しかしこの詩は題材へ寄り添いすぎていて、書かれている以上のものが無い。 >お金が何になるの >戻ってくるわけじゃない >あの子の存在が。 >あの子の存在がもたらすはずだったすべてが。 >失われて。 >永遠に戻ってこないんだ > >生きていて >生きていて、ほしかった ここなんてこんな書いちゃいけないんですよ。
1辿り着けるのが題材のセンシティブさまでというのは、まさにその通りだと思います。 実際、こういった言葉は世の中にたくさん出回って、消費されていることと思います。 ただ、つらさ、苦しさ、痛みをリアルに読み手に伝えながら、さらに上の段階に至る方法を、私はまだ見つけられていません。下手を打てば、読み手に何も伝わらなくなってしまうのではと。 ご指摘をいただきありがとうございました。
0>つらさ、苦しさ、痛みをリアルに読み手に伝えながら、さらに上の段階に至る方法 それこそがレトリック、詩の技術なんじゃないですかね。 私も未だ追い求めている身ですが。やはり学習あるのみでしょう。感性のみで突っ走る創作はいつか必ずどん詰まりになります。 私が今日読み始めた本ですが、荒川洋治『詩とことば』はレトリックについていろいろ教えてくれそうでおすすめです。
0詩の勉強について、何を参考にすればよいか悩んでいたので助かります。 さっそく参考にしようと思います。またひとつ、日常の楽しみが増えました。教えいただきありがとうございました。
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