窒息に似た - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

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窒息に似た    

こころが弱い人間は滑稽かもしれませんが、 罪人でも悪党でもないはずでしょう。 ただ、 その弱さが善き人に、 煩わしさや、 痛みや、 諸々の不快を生むのなら、 それを知ってまで生き延びる図々しさを、 わたしは持っておりません。 どうか夜が明けませんように。 どうか夜が明けませんように。 わたしはわたしを守ってやれないのです。



窒息に似た ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1429.4
お気に入り数: 0
投票数   : 2
ポイント数 : 6

作成日時 2020-12-07
コメント日時 2020-12-20
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性55
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合ポイント66
 平均値  中央値 
叙情性55
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合66
閲覧指数:1429.4
2025/04/11 05時29分40秒現在
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    作品に書かれた推薦文

窒息に似た コメントセクション

コメント数(8)
一足遅れた戦友
一足遅れた戦友
作品へ
(2020-12-07)

萼様 読ませていただきました。 上手くは言えませんが 溺れるや息苦しいなど タイトルの直喩になるような言葉は用いずに 表現している事に技術の高さを感じます。

1
宵月
作品へ
(2020-12-07)

ずっと前に、こんな気持ちのときがあり、朝、目が覚めませんようにと、胸の上で必ず手を組んで眠っていたことがあります。 それでも朝は来て、がっかりする、の繰り返しでしたが、あれから随分経った今、あの時朝が来てよかったと思っています。 いつかそんな日がきますよう、祈っています。

1
羽田恭
作品へ
(2020-12-07)

では即興で返詩を。何分仏教オタで失礼。 どうか夜が明けませんように どうか夜が明けませんように 声震え なむあみだぶつ 夜に響き 温かみ 降り降り下りし ひがし空 わたしはわたしを守ってやれないのです ただ一言 呟くのみの にしの空 なむあみだぶつ 光あふれ声を出す なむあみだぶつ

1
r
r
作品へ
(2020-12-13)

0
宵月
作品へ
(2020-12-13)

わたしはわたしを守ってやれないのです あれから随分経った今でさえ、それができない、ただ、逃げる方法は見つけた気がします。 この詩、やっぱり響きます。

1
萼
一足遅れた戦友さんへ
(2020-12-20)

一足遅れた戦友様 コメントありがとうございます。 詩を公の場に出すことが初めてでしたので、そのような評価をいただけるとは光栄です。 丁寧に言葉を追ってくださって心から感謝いたします。

0
萼
宵月さんへ
(2020-12-20)

宵月様 二度に渡りコメントをくださってありがとうございました。 また、この詩を介して寄り添ってくださったこと、心より感謝申し上げます。 夜明けは無情なものですが、お天道様が無ければ、日向ぼっこはできませんものね。 わたしたち、きっとどこかで生きましょう。まだ知らぬ、美しい日の出が見える場所で。

0
萼
羽田恭さんへ
(2020-12-20)

羽田恭様 コメントをありがとうございます。 返詩というものを生まれて初めて頂きました。恐縮でございます。 朝焼けの美しさと、どうしようもないひとの心、そして信仰の清さと虚しさが組み合わされた見事な作品でした。とても素敵な経験をさせていただきました。光栄です。

0

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投稿作品数: 2